10月に各所に大きな被害をもたらした台風19号。
その台風によって傷がついてしまった長野県産のりんごの販売を始めました。
もともと台風が来る以前から銀座にある長野県のアンテナショップと無印良品 銀座にはつながりがあり、長野県の職員の方と一緒に、イベントの開催ができないか、農産品の生産者の紹介をお願いできないかなど、いろいろな企画を立て始めていたところに、今回の台風がやってきました。
台風19号の被害はとても大きく、長野県では本来ならこの時期最盛期を迎えるりんごも一部の地域では甚大の被害を受けました。
落下してしまったりんごや浸水してしまったりんごは、菌が繁殖するリスクがあるため、販売することができません。しかし風で枝にぶつかり、実に傷やシミがついただけのりんごは安全で、十分おいしく食べられます。
こうした中で無印良品銀座では、この傷がついているけど安心安全でおいしいりんごを、その傷あり「わけ」や産地の状況とともにお客様に知っていただくことで、被災地に貢献できればと考えています。
スタッフが手書きで「わけ」を黒板に書きました。じっくりと足を止めて読んでくださる方も多くいらっしゃいます。
今回入荷しているりんごの産地、千曲川が決壊したエリア国道18号線は別名で「アップルライン」と呼ばれていましたが、今回の災害で大きな被害を受けました。浸水したダメージを受けたりんごの木は、切らざるを得ないものもあるとのこと。
木は植え変えても実がなるまでに最低3年、おいしい実がなるようになるまではさらに年月がかかるので、完全な復興には時間と労力がかかりそうです。
そんなりんご農家の方たちに、もう一度「りんごを作ろう」と思っていただけけるように、この地域のおいしいりんごがお客様に喜んでいただけていることも、銀座から長野に届けていきたいと思っています。
今回入荷しているのは「サンふじ」。サンふじの「サン」は太陽のサンの意味なんです。品種名はふじですが、虫などから実を守るために、実ひとつひとつに袋をかけるという作業をせずに育ったもの(=無袋栽培)を「サンふじ」と呼んでいます。
袋をかけたもの(=有袋栽培)は収穫直前に袋をとることで、急に太陽の光を浴びて日焼けしたようになり、一気に赤く色が回ります。サンふじはその作業をしてないため、赤い色は有袋栽培と比べて赤い色は控えめですが、直接日光をたくさん浴びて育っていますので、味がいいのが特徴です。このサンふじを無印良品 銀座では約1か月程度販売予定。ぜひお立ち寄りいただき、召し上がっていただきたいおすすめの商品です。
お客様から頂いた感想も、このブログを通して配信していきたいと思います。
※りんごの価格は、入荷サイズによって変動します。
※生鮮食品の都合上、売り切れ・完売の場合があります。
※野菜・果物は時期により品揃えが変わります。
無印良品 銀座
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