こんにちは。やわらかい風の心地よい季節となりましたね。
近頃、在宅ワークをしている方も多いと思います。
はたらき方やオフィスの在り方などを今一度見直している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
無印良品を運営する良品計画の本社では、“完成させないオフィス”をコンセプトに、オフィスでの働きやすさについて日々考え、改善し、実践しています。
そこで今回は、私たちがはたらく場を考えるきっかけとなった
良品計画本社ビルのオフィスリノベーションについてご紹介します。
良品計画では、2015年より本社ビルのリノベーションを開始しました。
以前のオフィスは
・雑然とした収納
・統一感のない家具・備品
・冷たい印象を与えるスチール家具
そしてなにより、20年以上も変わることなく、この環境に慣れてしまっていた風土が課題でした。
そこで私たちは社内でチームを組み、自分たちで考え、できることは自分たちで行うことにしました。
商品開発担当者がオフィス家具を開発し、普段店頭でお客様のインテリア相談を承るインテリアアドバイザーはオフィスのレイアウトプランニングや収納プランニングを行いました。
整理収納アドバイザーとして得た知識を生かし、モノの取捨選択のアドバイスや、収納用品の選定、モノの所有者と中身を明確化するためにしるしの貼り方まで検討し、全社員に共有しました。
このプロジェクトを通して、
大切なのは、誰かから与えられたものではなく
そこではたらく社員たち自らがはたらく場を見直し、改善すべき点を考え行動し、
そしてそれを続けていける風土・環境をつくることだと感じました。
例えば、良品計画本社では全社員が毎朝5分間、自分たちのはたらく場を掃除しています。
また、「フロア環境委員会」という各部署の代表者で構成された組織は、より良いオフィス環境を整えるべく、現在でも活動を続けています。
自分たちでつくったオフィスは愛着が湧き
自分が動けば会社は変わるんだという意識は
その後のはたらき方にも影響してくるかもしれません。
この経験を元に、無印良品の法人担当インテリアアドバイザーは、はたらく場のご相談も承っております。
ご相談いただいた方にとっての“感じ良いはたらく場”をいっしょに考え、ご提案いたします。
生活の3分の1を占めるはたらく時間。
感じ良いくらしの一部として、今一度見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
そして、このリノベーションを通して生まれた商品やサービスがあります。
オフィス環境を良くするだけではなく、社会の役に立つために生まれた商品です。
こちらのご紹介はまた次回以降の配信でお話しできればと思います。
※書籍『無印良品の業務標準化委員会』では
オフィスリノベーションのチーム編成や進め方など詳しく記載されております。
ぜひご覧ください。
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