こんにちは。
MUJI BOOKSより、夏のおすすめのご紹介です。
8月に入って、夜になっても気温が下がらず寝苦しい夜をお過ごしの方も多いかと思います。
暑くて本を読む気にもならないかもしれませんが、そんな時に読むのに最適なジャンルがあります。
「怪談」です。
幽霊、妖怪、怪物など、怪異に関する物語、神話、民話、伝説などを総称して「怪談」と呼びます。
「怪談」は、古くは平安時代からあったとされており、『今昔物語集』(1120年頃。巻第二十七ほか)などにも多数収録されています。
『四谷怪談』、『皿屋敷』、『牡丹燈籠』は、日本三大怪談と呼ばれ、歌舞伎や舞台、落語の題材になることもしばしば。
怪談会のひとつに、武家の度胸試し、肝試しとして始まったとされる「百物語」があります。
怪談100話を語り終えると、本物の怪が現れるのだとか。
恐ろしいことだけでなく、天井から小判が降ってきた、という昔話もあるそうです。
決まった形式があるようですが、難しいことは省略して、キャンプで百物語というのもいいかもしれませんね。
『小泉八雲集』
小泉八雲 著
上田和夫 訳
新潮社 発行
消費税込 825円
1850年にギリシャで生まれたパトリック·ラフカディオ·ハーン(Patrick Lafcadio Hearn)は、1890年、アメリカの出版社ハーパー社の特派員として来日しました。
その後、英語教師として教鞭をとり、1896年、46歳の時に日本に帰化し、 小泉八雲 と改名します。
1906年、日本の民話、伝説、民間伝承などを再話した作品集『怪談』(Kwaidan)を発表。
『耳なし芳一のはなし』や『雪おんな』など、誰もが一度は聞いたり読んだりしたことがあるのではないでしょうか。
本書には、『怪談』の他、『骨董』(Kottō)、『知られぬ日本の面影』(Glimpses of Unfamiliar Japan)など、来日してから執筆された作品が収められています。
小泉八雲によって、広く世界に紹介された日本。
海外には、どのように受けとめられたのでしょうか。
涼しい気分にはもってこいの「怪談」本、ぜひ夏の夜に読んでみてはいかがでしょうか。
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