4月に無印良品 銀座の野菜売場に並べる春野菜『菜の花』の産地、埼玉県小川町にある『風の丘ファーム』の田下さんの畑に行ってきました。
「おいしい野菜をつくるには、土づくりが一番大事」
田下さんは、ほうれん草や小松菜などの葉物類、カブやダイコンなどの根菜類、いんげんやナスなどの果菜類、ルッコラやバジルなどのハーブ類といった多種多様な野菜を、農薬を使わずに栽培しています。
農薬を使わずに野菜を育てるには、まず『強い苗』を育てることが重要。
強い苗を育てるための『土』を、田下さんは3年かけてつくります。
『踏み込み温床』と呼ばれる方法で落ち葉の発酵熱を利用し、自然の力で寒い冬を乗り越えられる強い苗を育てているんです。
『バンカープランツ』という自然の技についても教えていただきました。
野菜を育てる畑の周囲に、その野菜を食べてしまうアブラムシが好む別の植物(写真は大麦)を、あえて植えます。
するとアブラムシが寄ってくる、しばらくすると、アブラムシの天敵てんとうむしが集まってきて、アブラムシを食べてくれます。
その野菜の苗が育つ頃にはアブラムシはいなくなる。
これもまた自然の力を利用して、農薬を使用せずにデリケートな時期の『苗』を栽培することが可能になるのだそうです。
売場に並ぶ菜の花も見せてもらいました。
『菜の花』はアブラナ科の葉菜の、花芽をつけた花茎が伸びてきた状態のものです。
小松菜の菜の花・チンゲン菜の菜の花、高菜や山東菜や白菜の菜の花…などなど、いろいろな種類の菜の花を栽培されています。
訪問したときは紅菜苔(こうさいたい)の収穫時期で、畑から直接つまんで食べさせて頂きました。
えぐみはなく、甘みがあって、生で何本でも食べられるくらいのおいしさでした。
1F青果売場ではオープン時より、風の丘ファームさんの菜の花、全種類が並びます。
日替わりでの試食も予定していますので、どうぞご来店の際には今だけの春の味覚をぜひ味わってください。
無印良品 銀座<銀座オープンまで9日>
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