【銀座】からむしの布に触れてみる 袋物づくりワークショップレポート|6F ATELIER MUJI GINZA

からむしの布に触れてみる袋物づくりワークショップ

イベント・地域情報/イベント

2024/01/11

こんにちは。
いつもFrom MUJIのおたよりをご覧くださりありがとうございます。

6F ATELIER MUJI GINZAでは1月7日(日)、
現在開催中の展覧会「素材の源流を辿る『渡し舟ーからむしの営み』展」関連企画として、「からむしの布に触れてみる 袋物づくりワークショップ」を開催しました。
 
それぞれに配られたからむし布

一人一人に配られたのは、そば殻で染められた貴重なからむし布。

福島県昭和村でからむしの可能性を探る活動を続ける「渡し舟」の渡辺悦子さん・舟木由貴子さんを講師に迎え、針と糸を使いながら、手縫いで小さな巾着袋をつくります。
 
からむし布を縫い合わせる様子

からむし織の布はとても丈夫で硬さがあり、しっかりした手触り。
その感触を確かめながら、一針一針縫い進めます。
 
シネを針に通している様子

続いて<シネ>と呼ばれるからむしの繊維を使い、巾着の紐通しをつくります。

普通の糸とはまた異なる質感と縫い心地。渡し舟のお二人からのアドバイスを元に、お互い教え合いながら、じっくりと時間をかけて仕上げていきます。
 
完成した巾着袋

最後に革紐を通して結べば、巾着袋の完成。
何を入れようか考えるのも、つくり終えたあとの楽しい時間です。
 
苧績みの実践

ワークショップの最後には、渡辺さんによる苧績み(糸績み)の実演も。

雪深い冬に行われる苧績みは、昭和村に暮らす人たちにとってよろこびが得られる大切な時間。だからこそ、今の時代にも続いてきたのだとお話くださいました。
 
ワークショップの様子

からむしの営みのなかにある手仕事がもたらす、特別な時間の過ごし方。
それを人々と共有し、残していくことの大切さ。

からむしの布に触れながら昭和村に想いを馳せるとともに、忙しさや時の流れのなかでつい忘れてしまう大切な時間について考えるひとときとなりました。

素材の源流を辿る『渡し舟ーからむしの営み』展は、今月末1月28日(日)まで。
ぜひお見逃しないよう、皆さまのご来場を心よりお待ちしています。
 
からむしの営み展メインビジュアル

【基本情報】
素材の源流を辿る
『渡し舟ーからむしの営み』展


会期|2023年11月3日(金)― 2024年1月28日(日)
営業時間|11:00-21:00
会場|無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2 入場無料
*休館は店舗に準じます。
会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。

主催・企画|株式会社良品計画
展示協力|渡し舟(渡辺悦子・舟木由貴子)
空間構成|たしろまさふみ
グラフィックデザイン|森田明奈
映像編集・音響|春日聡
映像|記録映画『からむしのこえ』(監督 分藤大翼/著作・制作 国立歴史民俗博物館/2019年)より
協力|須藤玲子/ 柚木沙弥郎 / BUAISOU / 国立歴史民俗博物館/外山亮介/門元有寿/山内えり子/八須環
施工|HIGURE 17-15 cas


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