みなさんは、絵本にどんな思い出がありますか。
今回は、厳しい環境で暮らす子どもたちに絵本を届ける『
シャンティ国際ボランティア会』の活動をご紹介します。
『
シャンティ国際ボランティア会』では厳しい環境で暮らす子どもたちにも、知らない世界を知るドキドキ、時間を忘れて夢中になる楽しさ、たくさんの物語や言葉を知る喜びに出会ってほしいと願い、2014年からミャンマーにビルマ語の翻訳シールを貼った絵本を届けています。
ミャンマーでは子どもの読み物=漫画や雑誌、という考えが根強くあります。
また、子ども向けの図書を出版する出版会社は数十社しか存在せず、子どもたちは漫画か新聞を読むのが一般的です。
ですが、子どもたちが本に関心がないかというと、そうではありません。
教科書以外で物語を読んだことがないと話していた子どもたちが、シャンティが支援した図書館に入ると食い入るように夢中になって絵本を読み始めます。
ある男の子は「本を読みたかったけど、僕の村には自分が読める本はなかった。だから、図書館で沢山の絵本を見たときは本当に嬉しかった」と話してくれました。
絵本は、読み書き能力を高める力だけでなく、コミュニケーション力や想像力、思考力など生きるうえで必要な力を育みます。
日本に住む私たちが幼い頃無意識に育んでいた力は、ミャンマーにおいても同様に子どもたちの生きる力となっています。
新型コロナウイルスやさまざまな問題が起こり困難な状況が続き、子どもたちは約2年間学校に通えませんでした。
学校に通っていない間は、親の手伝いをしたり遊んだりと、自ら勉強を続けることができた子どもたちは稀です。
そのような中、2022年には再び学校に戻る子どもたちが増加しました。
しかし、学校の先生たちを悩ませた大きな課題が、子どもたちの学力の低下です。
2年間勉強してこなかった子どもたちは、学ぶことへの関心や意欲が低下し、授業に集中することが難しくなっていました。
そこで、学校の先生が期待を寄せているのが絵本などの図書です。
絵本であれば、子どもたちが楽しみながら勉強でき、学習への関心を高めることができるということで、授業で絵本を活用したいという声が多く寄せられています。
シャンティ国際ボランティア会では、2023年におよそ3,600冊の日本の絵本をミャンマーの子どもたちに届けます。
日本の絵本には1冊ずつミャンマーの言語の翻訳シールを貼り付けて届けるため、貼り付けの作業を多くの企業・個人のみなさまにお手伝いいただいています。
今回、無印良品 銀座において、6月8日に日本の絵本にミャンマーの言語の翻訳シールを貼り付けるワークショップを開催します。
ぜひ、一緒にミャンマーに絵本を届けてみませんか。
イベントの詳細は、こちらをご覧ください。
『絵本をつくってミャンマーの子どもたちに届けよう!』
みなさまのご参加をお待ちしています。
写真:川畑 嘉文
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