皆さま、こんにちは。
無印良品 くらしラボ酒田の松本です。
このたび、無印良品初の移動販売を行なっている山形県酒田市の紹介や、酒田市に移住した松本の田舎ぐらしについて、連載でお伝えしていくことになりました。
第1回目の今回は、移動販売車が走っている山形県酒田市八幡地域の魅力をご紹介します。
移住したからこそ気づくことができた魅力がたくさんありました。
魅力その1【景色】
酒田市は山形県の北西に位置し、八幡地域は酒田市の最北端に位置します。
町の大部分は丘陵で鳥海山や玉簾の滝、鶴間池など自然が豊かな地域です。
景色がとても美しく、見どころは一面に広がる田んぼと自然のコラボレーションです。
平野部ではどこまでも広がる田んぼに鳥海山がそびえ立ち、中山間地では緩やかな棚田の奥に海が見ます。
こちらの景色は地元の人に教えてもらわなければ辿り着くことができない場所にあります。
地元住民との交流があってこそ、見れる景色なのです。
八幡地域にお越しの際はぜひ、地元の方に場所を尋ねてみてください。
こちらの景色は代掻きが終わり、水が張られた田んぼの田植え前の一定期間だけ見える景色です。
5月のゴールデンウイークが明ける頃、風がなく天気が良い日には、きれいな逆さ鳥海を見ることができます。
魅力その2【食べ物】
3つ目の魅力は食べ物です。なんといってもお米がおいしいのですが、他にも山菜、孟宗竹、野菜、メロン、蕎麦、酒田ラーメン、餅など、かぞえたらキリがありません。
八幡地域の農家さんが育てた「つや姫」です。
鳥海山の伏流水で育ったお米は、おいしくてついつい食べすぎてしまいます。
「孟宗堀り行くぞ」と地域の方に声をかけていただき6本も収穫してきました。
中山間地では山菜や孟宗竹を自分の山で収穫することができ、お裾分けもたくさんいただきます。
山菜を食べ続けたり、孟宗竹を食べ続けたり、移住してから毎日の食事でしっかりと四季を感じることができるようになりました。
春には山菜を山のようにもらいます。近くの山でも収穫できるので、野菜の代わりに毎日たくさん食べました。下処理の方法をインターネットで検索せずに、地域の方に教えてもらうこともコミュニケーションのきっかけになります。
魅力その3【人】
私が移住した酒田市八幡地区には「へらへらでゅう」な方がたくさんいます。
「へらへらでゅう」とは庄内弁で「お節介焼き」のことです。
「ちゃんとご飯食べてるか。田舎に来て寂しくないか。」と、
たくさんの方が声をかけてくれます。
山菜や野菜、くだもの、蕎麦など、おいしいもののお裾分けは当たりまえ。
酒田の冬は厳しいからと冬対策を1枚の用紙にまとめて家まで持ってきてくれたり、畑を耕してくれたり、草刈りの方法を教えてくれたり、たくさんの方に支えられて生きています。
「50年ぶりに耕すところだから実るかはわからないよ」と言いながら、畑初心者の松本のために近所の方が土を耕してくれました。
今ではナス、キュウリ、インゲンが毎日たくさん実っています。
草の刈り方から草刈り鎌の研ぎ方も教えてもらいました。
雨が降るといっせいに雑草が茂り植物の生命力の強さに驚かされます。
畑の先生、草刈りの先生、山菜採りの先生、お料理の先生、この地域にはたくさんの先生がいます。
やさしさや、あたたかさの1つ先「へらへらでゅう」な方々に出会えたことで、自分はこの地域の住民として何ができるのか、無印良品として何ができるのか改めて考えるようになりました。
以上が移住したから気づくことができた酒田市八幡地域の魅力です。
これから夏・秋・冬と季節が変わるたびに新たな魅力に出会えることがとても楽しみです。
皆さまも山形県酒田市にお越しの際は、ぜひ八幡地域まで足を運んでみてください。
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