【銀座】栗の木プロジェクトとは|6F ATELIER MUJI GINZA

キービジュアル画像:栗の木プロジェクトとは|6F ATELIER MUJI GINZA

売り場・サービス紹介

2019/05/07

4月の開店から、はや1ヶ月。
無印良品 銀座6FのATELIER MUJI GINZAでは、新たな文化の交差点として、連日多くのお客様に愉しんでいただいています。


今回は、現在開催している2つの展覧会について紹介します。
6F全体を通して大きなテーマを掲げていますが、その名は「栗の木プロジェクト」
聞きなれない名前だと思いますが、それもそのはず、現在、同時開催している2つの展覧会が鍵なのです。

 

エスカレーターで5階から昇ってくると、まず初めに目に飛び込んでくるのが、一見浮遊しているように見える様々なプロダクトの数々。

Gallery1『変える。エンツォ・マーリと“栗の木プロジェクト”』展 ー永井敬二コレクションよりー (〜2019年7月21日)です。

このプロジェクトの発端は、イタリアにおけるデザイン界の巨匠、エンツォ・マーリと無印良品の出会いに遡ります。
2002年に無印良品ではマーリによるプロジェクトでテーブルや椅子など計19点を発表しました。
以来両者の交友関係は続き、ある日マーリはこう語りました。

「かつてデザインは、平等の名のもとに優れたスタンダードを生み出す役割を担ってきた。しかし高度成長を経て、目先の商品を売るための手段となり、私はデザイナーであることを恥じている。目先の経済優先では無く、栗の木を植えその木が成長し、やがては人々がその実を味わい木陰で憩えるような長い目で未来へと持続する、企業もそうした視点を持つべきではないか。」

無印良品もこの考えに賛同し、本展が1本目の栗の木を植える試みなのです。
マーリが大切にする5つの考え方を基本に、永井敬二さんのコレクションの一部を展示しています。


そして無印良品では、こうした考えをより多くの方々と共感したい、という考えのもとに開催しているのが、
Gallery2『言葉から始まるデザイン 栗の木プロジェクト』(〜2019年6月23日)です。

無印良品では、クリエイターや技術者、研究者など時代や地域を超え幅広い方々のご協力やご理解をいただいています。
もちろん、お客様も大事なメンバーです。
G1ではモノを中心に展示をしていますが、G2では人類の普遍的なツールである「言葉」を通してこのプロジェクトを始めることにしました。

そこで本展開催にあたりデザイン業界を中心に幅広い分野で活躍されている世界各国、世代も30-80代までの103名の方々に「デザインとは?」という極めてシンプルな質問を投げかけました。俳句のように短い言葉(15文字程度)でお答え下さい、との難しいご依頼にも関わらず素敵な回答を寄せてくださりました。その貴重な言葉の数々を、日英で(一部イタリア語)で展示しています。


なお、Salonでは本展開催中、コースターで展覧会と連動をしています。
みなさんもぜひ、ATELIER MUJI GINZAで、デザインについて考えを巡らせてみませんか?

 


最後に、ATELIER MUJI GINZAよりギャラリートーク開催のお知らせです。

 


ATELIER MUJI GINZA Gallery1

■ギャラリートーク 「マーリさんと僕。」

日時:5月19日(日)18:00 - 19:00 (受付17:30~)
定員:50名
参加費:1000円 (税込) ※ワンドリンク付き

登壇者:永井敬二、田代かおる(聞き手)
            
永井さんが、エンツォ・マーリのデザインと意識せずに世界から集めたプロダクツは100点以上に上ります。
 どのように、どんな風に見つけてきたのか? それは、もう一つのデザイン史です。
Gallery1に展示中の作品を中心に永井さんが語ります。

            
永井敬二(インテリアデザイナー)
1948年、佐賀県唐津市生まれ。1982年に自身のスタジオ<ケイアンドデザインアソシエイツ>を設立。
モダンデザインのコレクターとして国内外に知られ文化交流に貢献。
デンマーク王国より「Furniture Prize」受賞。
モダンデザイン展への出品多数。


※イベントのお申し込み、詳細についてはATELIER MUJI GINZA公式サイト(下記リンク)をご覧ください。

イベントページ(イベントお申し込みページ)

ATELIER MUJI GINZA(公式サイト)

Twitter(ATELIER MUJI GINZA)

Instagram(ATELIER MUJI GINZA)

※公式サイト、Twitter、Instagramのサイトに移動します。

 

無印良品 銀座

この機会に、MUJI passportアプリ内で銀座をフォローいただき、from MUJIで配信される情報をお楽しみください。
店舗フォローは店舗検索の画面、または、この記事の上のフォローを押して、エンジ色になるとフォローができたことになります。
店舗詳細のページの場合、フォローの字がエンジの色に変わります。