お盆というと、日本では8月の13~15日のことを呼びますね。
鴨川市など南房総地域では一部をのぞいて7月にお盆を迎えます。
とくにお米がおもな農産物である長狭平野は、旧盆(8月)の頃が稲刈りシーズンに当たるため、昔から7月にお盆をすませています。
まず必要なのが「麦わら」。
ご先祖様を迎えるときと送るときに麦わらを燃やし、ご先祖様が迷わないようにします。
お盆が近くなるとお店に出てくるのが「ホオズキ」と「ミソハギ」。どちらも古くから必要とされてきた植物です。
姿かたちが提灯やぼんぼりに似ている「ホオズキ」は、ご先祖様をお迎えする灯りの代わりとして仏壇や盆棚、精霊棚に飾られます。
家に戻ってきたご先祖様がホオズキの中に入ってお盆を過ごすともいわれています。
お盆の頃になると萩の花に似た赤紫色の花を咲かせる「ミソハギ」。別名「盆花」や「精霊花」と呼ばれています。
漢字で「禊萩」と表しますが、昔はこの花をを禊(みそぎ)の際に利用していたことが由来と言われています。
ちなみに、禊とは穢れを浄めることを意味します。
盆棚に飾る花として必要な存在です。
お盆だけでなく日常的に仏壇やお墓に飾られるのが「しきび」や「アスナロ」です。
(しきび)
(アスナロ)
現代とは違い、昔は亡くなった人を土葬していたため、独特の強い香りを放つこれらの植物は、動物よけや虫よけとして重宝されてきました。
お盆は目の前。
戻ってこられたご先祖様が気持ちよくすごせるよう準備をし、できる限りの “おもてなし” をしましょうね。
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