フードジャーナリストの平松洋子さんは、日ごろから「おいしい」を極めるために食にまつわる道具にこだわり、日本の骨董品屋から世界の雑貨店まで足を運んでいるそうです。今回ご紹介する本は、そんな平松さんによって吟味され、選ばれた台所用品についてのエッセイです。写真で掲載されている品々はどれも上品で、手に入れるまでの経緯や凝った使い方など、著者の並々ならぬ同具愛が感じられます。
平松さんの心地よい文章は、自分の五感と言葉に対する揺るぎない自信から生まれるのだと思います。自分が良いと思うことに迷いがなく、その良さを伝える確かな言葉選びに妥協がないから、文章に歯切れ良さが生まれるのでしょう。
食べることに興味をもたず、暮らしにこだわることなく毎日を流してしまうことが、悪いとか良いではなく、ただ「もったいないよ」とそっと諭されているようです。
ボタン一つ押せばOKなモノが多い中、道具を五感で楽しむ心の余裕をもちながら日々をていねいに暮らす。豊かさとはそういう心のゆとりを広げることなのかもしれません。
著書名:平松洋子の台所
著者 : 平松洋子
出版社 : 新潮社
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