戦時下の弾圧のなか、背筋をピンと伸ばして、役者の道を歩んできた俳優の沢村貞子さん。そんな沢村さんが26年に渡る家庭での献立を記した日記です。
今の「ばえる」料理とはちがう、圧倒的な経験に裏打ちされたふつうの料理がたくさん紹介されてます。合間のエッセイや平松洋子さんの解説からは、沢村貞子という俳優の地に足のつく芯のしっかりした人となりが伝わってきました。
年末から松の内が明けるまで、仕事よりも家族と過ごすことを優先し、みんなのためにちらし寿司をつくったそうです。そんな話がとても印象的で、著者のぬくもりがゆっくりと深く染み入ってくるような、ここち良い余韻が残る一冊でした。
「装飾品はいらないから、食材だけはちょっと贅沢をする」とおっしゃっていることから、食べるという行為を存分に満喫されているのがわかります。
「仕事の付き合いより家族との食事が大切ですよ」と沢村さんのささやきが聞こえてきそうす。
著書名:わたしの献立日記
著者 : 沢村 貞子
出版社 : 中央公論新社
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