【みんなみの里】「用の美」を考える | MUJI BOOKS「里山良本」

【みんなみの里】柳 宗悦

MUJI BOOKS

2020/11/27

 柳 宗悦氏は日本に民藝運動を起こした中心人物です。なんとなく難しい人って印象があったのですが、このエッセイからは、純粋でユニークで親しみやすい人柄が読み取れました。

 日本の伝統的な生活の中で生み出された「渋さ」や「質素」という美しさを見つけ出し、ただまっすぐにそれらを守り伝えたい。その想いが溢れんばかりにわかりやすく綴られています。柳氏は民藝運動という独自のスタイルで、日本人が失いかけていた「魂」のようなものを再発見して今に残してくれたのだと思います。
 
【みんなみの里】柳 宗悦

 彼は希代のフィールドワーカーだったようです。国内外各地を自らの足で歩いて工芸品を収集し、思考を重ねて「民藝」という美の根源=「用の美」に辿り着いていったと思われます。この実用主義的な方法は、西洋美学の「飾る美」「盛る美」の創造性とは大きく異なるところですね。

 柳氏の民藝運動提唱者としての努力にもかかわらず、生産量、消費量ともに減退している伝統工芸品を後世に残し、地方の発展につながる意識をもつことが私たちにも必要ですね。味わい深い民芸品を見直し、作り手の思い、手作り感を大事にしながら、「手擦れ」や「使い込み」を愛おしみ、日常生活でとことん使っていく。まずはそんなことから始めたいです。

 著書名:柳 宗悦
 著者 : 柳 宗悦
 出版社 : 良品計画

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