玉村氏の料理エッセイは、どれも知識が豊富で描写がリアルで、まるでその料理の味や香りまで感じられそうなくらい魅力的です。
最終章までは、いろんな国の料理の共通点やうんちくが具体的な例をあげて書かれており、最後にすべての料理は、火、空気、水、油の4要素の「四面体」で成り立つという結論が述べられるというわかりやすい構成になっています。
料理体験談がおもしろく、刺身はサラダという観点は目からウロコ。料理だけでなく言語の知識も豊富でうなるばかりでした。料理をロジカルに「四面体」に分類し、実は料理って垣根はないよねって言うのが説得力ありますね。
軽妙な語り口で、まるで映像が浮かびそうな卓越した文章で生き生きと語られているので、ぐいぐいと読めちゃいます。食べることや調理そのものに関心のある人、オンライン飲み会のやり過ぎでかえってストレスがたまり気味な方、あるいは何か建設的な過ごし方はないものかと手探りしている方にお勧めです。達人の脳の中身を648円+税で読めるのかといたく感激した一冊です。
著書名:料理の四面体
著者 : 玉村 豊男
出版社 : 中央公論新社
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