今年も「棚田の夜祭り」が10月26日(金)から10月28日(日)の三日間、大山千枚田にて開催されました。
その注目度の高さから、観客の皆さんとともに、カメラを担いだ多くの方々が棚田に集まり、初日のオープニングセレモニーでは、日が傾き始めた頃、3,000本目の松明に火が点されたのを合図に夜祭りが始まり、そして、その松明の間をつなぐように、10,000個のLEDが輝いていました。
その光景はとても幻想的で、棚田の一角にはステージも設置されて、いろいろな音楽や舞踊が披露され、夜の棚田に響き渡りましたが、その音さえも、棚田に点されたやわらかな灯りがやさしく包んでいるように見えました。
また、棚田を見渡せる場所に夜市の会場があり、お弁当やおつまみなどのお店がたくさん出ていて、テーブルとイスもあるので、観客の皆さんは、おいしいものを食べながら幻想的な夜景のなか、美しく、ときには元気な音色に耳を傾け、楽しんでいるようでした。
ところで、そのイベントがおこなわれているなか、とても不思議で感動的な現象がおこりました。
それは、ジャンベ奏者の奈良大介さんのステージ中のことです。
アフリカでジャンベという民族楽器に運命的な出会いをしたという奈良さん。
奈良さんが言うには、ジャンベの音は、ふた山越えた先まで聞こえるとのことで、はじめはマイクの前で演奏していた奈良さんは、マイクから離れてステージの前方に来て、観客の皆さんの手拍子とともにジャンベを披露してくださいました。
このとき、それまで雲に隠れていた月が、おぼろげながら姿を見せ、それに気づいた観客の皆さんは感動していました。
一瞬で消えてしまったお月様ですが、奈良さんの演奏するジャンベの音色が、幻想的な棚田の空に浮かぶ月の光を呼んでくれたのかもしれません。
棚田の夜祭りは終了しましたが、2019年1月6日(日)まで「棚田のあかり」と題して毎夜ライトアップしていますので、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
棚田の昼間の顔、夕暮れの顔、そして夜の顔と、それぞれの魅力を楽しんでください。
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