先日、長狭平野の名刹・大山寺にておこなわれた「筒粥(つつがゆ)神事」に参加してきました。
五穀豊穣を願いながら、その年の農産物の作柄を占うもので、いろいろな寺社でおこなわれています。
みんなみの里がある長狭地区では、毎年2月28日に大山寺おこなわれています。
(二つの龍が長狭平野を守ってくださっています)
(空気が澄んでいるときは鴨川の海まで見えます)
境内につくられた結界の中央に置かれた大きな窯でコシヒカリの玄米を入れて炊きます。
釜が音を立てて沸騰し始めると、番号の書かれた11個の竹筒が入れられました。
それを合図に集落の代表が一同に並び、ご住職による祈祷が始まりました。
静かな境内に響き渡る五穀豊穣と平和を願うお言葉。
現在も続く世界情勢を思い、ご住職が発するお言葉はいつもよりも重く感じられました。
祈祷の間にも窯の中ではグツグツと玄米が炊かれ、香ばしいにおいが境内を包み始めました。
やがて祈祷が終わると窯の中から竹筒が取り出されました。
それぞれの筒に入った米粒を数えて、米粒の数が多いほどその年の農産物の作柄が良いとされます。
今年はどの筒にもたくさんの米が入ったようで、ひと粒も残さず取り出すのに苦労するほど。
あまりにも多く入っているので、例年ならば全部の米粒を取り出してから数えていましたが、今年は取り出したものからすぐに数えることになりました。
私も参加させていただいたのですが、2番の筒(水稲 中生種)を数えることに。
つまり長狭米の主要品種コシヒカリを数えることになり、うれしい反面ちょっと緊張もしつつ数えていました。
ひと粒も間違えないよう慎重に数え、結果257粒の玄米が入っていました。
すべての筒を数え終わってみると、一番少なくても127粒ということで、今年の長狭平野は豊作になるという結果でした。
中でもコシヒカリをはじめとした水稲 中生種と、鴨川産の大豆である鴨川七里が一番の作柄とのこと。
我が家もコシヒカリをつくっている為、その結果にホッとしました。
窯で炊かれた玄米は地区の皆さんや見学にきていた方々にふるまわれ、私もご相伴にあずかりました。
ちなみに、このお米を食べると一年間風邪をひかないとの言い伝えがあります。
おかげさまで、コロナウイルスにもインフルエンザにもかからずにすんでいます。
今年の秋もおいしいご飯が食べられそうです。
皆さん、今年の秋に豊作をむかえる長狭米を楽しみにしていてくださいね。
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