最近、クリームパンを食べましたか。
どこのパン屋さんを訪れても、あんパンや食パンといった毎日のパンの並びに必ずひっそりと佇んでいるクリームパン。
思い浮かべてみてください。
持ち上げた指が沈むほどやわらかいパンは、表面が香ばしく小麦色に焼けて、ツヤがあります。さくっとした皮は歯切れが良く、ふわふわのパンととろりとした甘いカスタードクリームは同時に舌の上で溶け、思わず笑みがこぼれてしまうほど。
休日の朝ごはん、学生のころのお昼ご飯、3時のおやつ……気づけば誰の記憶のどこにでもある、ほっと懐かしくなるパンですね。
Café&Meal MUJIのクリームパンは、『丹波牛乳クリームパン』。粉砂糖が雪のようにかかっていて、まん丸なかたちが目印です。
「クリームパンは毎日、13時にお店で焼きあがります。沖縄の黒糖“本和香糖”を使用しているので、甘さがくどくないのが魅力です」
そう教えてくれたのは、Café&Meal MUJIベーカリーシェフの“ウッチー”こと内橋さん。毎日のパンづくりが大好きなパン職人です。
「生地にもクリームにも使っている牛乳に秘密があって、“ホモジナイズ”という処理をしているんです。知っていますか?」
はじめて聞いた“ホモジナイズ”。
ウッチーに丁寧に教えてもらいました。
「ホモジナイズとは、牛乳中に含まれる脂肪を細かくする処理のこと。これをすることによって、からだの中での消化と吸収がよくなります。つまり、Café&Meal MUJIのクリームパンは、ひとにやさしいクリームパンなんです」
ひとにやさしいクリームパン。コクがあってミルキーな丹波牛乳や、沖縄の本和香糖、やさしい素材をふんだんにつかったパン……。お話を聞いて、ますます食べたくなりました。
軽いパン生地からは小麦の香りがして、中のカスタードクリームはどっしりと重みがあります。
固めで滑らかなクリームがプリンみたいでおいしい! バニラビーンズが入っているのは、丁寧につくられたおいしいクリームの証拠。見るだけでうれしくなりますね。
やさしい甘さで、後味はすっきり。朝ごはんや3時のおやつにコーヒーと一緒に食べたいです。
「カスタードももちろん、自家製です。おいしいって言ってくださると、やりがいになります」
と、笑顔のウッチー。
昔なつかしい、素朴なクリームパン。これから何十年先も、ずっとあり続けてほしい、愛おしいパンですね。
食べたくなった方は、ぜひ昼下がりにCafé&Meal MUJIのベーカリーへ来てくださいね。
無印良品 イオンモール堺北花田