「今日は大きい『ばばあ』がたくさん入ったよ!」
と、鮮魚売場のアダさんが、今日も元気な声で教えてくれました。
何度か紹介したことがある『ばばあ』。鳥取県・境港の深海で獲れる白身魚です。
一見、食べられるかどうかわからないほど、見た目も名前も個性的な魚ですよね。
そこで今日はアダさんに、実際に『ばばあ』を捌いているところを近くで見せてもらいました。
まず、表面のぬめりや汚れを洗い流します。
今日の『ばばあ』は本当に大きいです。おうちで処理するのは難しそうなので、アダさんにやってもらえると助かりますね。
そして、ヒレ・エラ・頭・内臓を取り除きます。華麗な包丁捌きで、あっという間。
アダさんいわく、『ばばあ』のほほ肉は絶品なのだとか。一尾まるごとならではの楽しみです。
二枚におろして、骨を取り除きます。
最初の見た目からは想像もつかないような、きれいな白身魚ですね。
食べやすく切って、完成です。
『ばばあ』はお鍋や唐揚げに向いた魚。アダさんによると、「魚の旨味がぎゅっと詰まってて、魚を食べてる! という感じがする」のだそうです。
普段切り身で売られている魚をよく目にしますが、こんな風に目の前で捌いてもらうと、食べるものに対して「命をいただいている」という実感がわきました。
気持ちをこめて「いただきます」と手を合わせて、あたたかいお鍋を囲みたいですね。
鳥取県産『ばばあ』一尾 税込1,080円
無印良品 イオンモール堺北花田