今日も鳥取県・境港から、朝獲れの新鮮なお魚が鮮魚売場に届きました。
写真を見てください。愛嬌のあるふくれ顔ですが、いったい何という名前のお魚でしょうか。
「これね、『ババア』っていう名前の魚なんですよ。ホンマに!」
と、答えてくださったのは鮮魚売場担当の“アダさん”こと安達さん。
親しみを込めて『ババチャン』と呼ばれることもあるらしいこのお魚、正式名称は『タナカゲンゲ』というそうです。大阪ではあまり馴染みはありませんが、鳥取県ではよく知られているお魚なのだとか。
「“こんな魚、どうやって食べたらええねん?”と思われるかもしれないんですけど、お鍋によく合うんです。ほかにも唐揚げとか、煮付けにしてもおいしいですよ」
見た目はタラに似ていますが、味はタラよりもしっかりしているそうです。くせがないので、お鍋や唐揚げにぴったり合う食材ですね。
まるまる一匹を買って切り身にしてもらい、半分はお鍋、半分は唐揚げにして食べることもできます。
「境港で底引き漁をしているときだけ獲れる魚なんですが、もうすぐ底引き漁が終わってしまうので、もうちょっとしたらお店に並ばなくなるんですよ。ぜひ、“食べ納め”してください」
と、教えてくれたアダさん。
少しずつあたたかくなってきましたが、まだまだ夜は肌寒い季節。今晩はお鍋にして、名前も顔も個性的なお魚『ババア』を“食べ納め”しませんか。
無印良品 イオンモール堺北花田