【イオンモール堺北花田】おかし｜私とこの本

　こんにちは、BOOK２号です。

　今週、読んでおすすめする絵本は『おかし』です。

『 おかし』　

出版社：福音館書店　著：なかがわりえこ　絵：やまわきゆりこ

　　可愛らしいお菓子のイラストとともに、たくさんの出来事が描かれている絵本。読み進めていくと、「そういえばわたしも昔こんなことがあったなあ」と思い出させてくれます。

　こちらは古書ですので、お取り寄せなどは致しかねます。ご了承くださいませ。

　つい先日、古くなったオーブンを買い換えました。このオーブンは、わたしが小さい頃、祖母が時々チーズケーキを焼いてくれた思い出のオーブンです。そんな思い入れのあるオーブンを祖母と二人で眺めていると、「昔はよくチーズケーキをつくったよね」と思い出話に花が咲きました。

　「メレンゲはこのぐらいになったら出来あがりよ」と祖母に教えてもらいながら、一緒につくったり、祖母が泡だて器をアイスクリームに見立てて、食べさせてくれたあまーいメレンゲはよく弟と二人でわけっこしてつまみ食いしていました。もう１０年以上も昔の思い出です。

　この絵本の中でたくさんの種類のお菓子が出てくる場面があります。そのページの最後に作者のなかがわりえこさんが「おいしい」にもいろいろあるでしょう。と綴っているのを見つけて、まるで人生を表しているようだと感じました。

　甘酸っぱかったり、時にはほろ苦い、たくさんの思い出たち。読み進めていくうちに懐かしい日々を思い出させてくれたのと同時に、お菓子って実はたくさんの思い出がつまっているんだとこの絵本が教えてくれたように思います。

「私とこの本」で紹介の本は、今日のずっといい言葉の黒板の下にあります。

ぜひお手にとって読んでみてくださいね。

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