こんにちは、BOOKS担当です。
「作家も詩人も映画監督も ひとりの生活者である」という視点から、愛用品やくらしの風景とともに随筆や図像作品を1人1冊仕立てで編集する、MUJIBOOKSの文庫本シリーズ『人と物』から新しく3冊が出版されました。
人と物 税込550円
16 牧野富太郎
生涯を草木に捧げた日本植物学の父が語る、ユーモラスな植物談義。
17 宮沢賢治
自然が踊り、語りだす。イーハトーブから届いた三つの小さな物語。
18 茂田井 武
夭逝(ようせい)した天才画家の残された日記や家具とひそやかな生活美学。
わたしが注目したのは「牧野富太郎」さんの「人と物 16」です。
___________
なぜ花は匂うか
「窓辺にかおる一輪の百合の花を、じっと抱きしめてやりたいような思いにかられても、百合の花は黙っています。そしてちっとも変らぬ清楚な姿でただじっと匂っているのです。」
「続植物記」一九四四年
人と物 69ページ
___________
自らを「草木の精かも知れん」と語っていた牧野博士。博士の植物への奇妙な想いは、読んでいて微笑ましくなります。
場所はお店中央のOpenMUJIです。関連した本も一緒に置いています。
Instagramは
こちら
無印良品 イオンモール堺北花田 2022.9.14