【イオンモール堺北花田】ミッフィーとフェルメールさん|私とこの本

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2019/12/06

 こんにちは、BOOKS2号です。
 今週、読んでおすすめする本は『ミッフィーとフェルメールさん』です。
 
『ミッフィーとフェルメールさん』
出版社:美術出版社 著:菊池淳己、国井美果

 絵画を子どもが観るとどうなるのか。次々に出てくる斜め上の発想の数々は、子どもはもちろん、大人も新たな発見を楽しめる絵本です。

 

 これは私のいとこが5歳ぐらいの頃のお話。夜、空を見上げた私は「今日は三日月が出てるなぁ」ぐらいにしか思っていなかったのですが、一緒に見ていたいとこは月を指差して「お月さま笑ってるなぁ」と言ったんです。改めてよーく見てみると、その言葉通り三日月がにっこり微笑んでいました!

 子どもって、時々大人が驚くような発見をすることがありますね。

 この絵本の中では、ミッフィーが子どもならではの目線でフェルメールの作品を観ています。例えば、有名な「牛乳を注ぐ女」の絵画。ごく普通の日常を切り取った作品ですが、ミッフィーは「どんな味がするんだろう」と描かれている料理に想像を膨らませたり、着ている服が気になったり。

誰もが見たことあるような名画でも、目線を変えるとまったく別のものに見えるから不思議です。

 大人から見ればなんてことない小さな丘や道端の水溜りも、子どもたちからすると大冒険の舞台になっていたりして。子どもの目線って純粋だからこそ不思議で、独特の面白さがあるように思います。
もし何かに行き詰まったり、代わり映えのない日々に飽き飽きしていたら、この絵本のように目線を変えてみるのもいいかもしれませんね。


「私とこの本」で紹介の本は、今日のずっといい言葉の黒板の下にあります。
ぜひお手にとって読んでみてくださいね。


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