2019年11月13日、その日は私 販促担当・西田の仕事が休みの日。そこで、以前から参加したかった「糀屋 雨風&Café&Meal MUJIの料理教室」に行ってきました。会場は無印良品イオンモール堺北花田のCafé&Meal MUJI。今回は、あまりにも楽しかったので“参加レポート”として皆様に紹介します。
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生まれて初めて“味噌作り”ができるということで、わくわくしながら会場に向かいました。仕事では見慣れた風景が、休みの日に見ると何だか別世界に見えてくるのは不思議です。
受付を済まし、席に着くとレシピが置かれていました。時間までレシピを見ながら待つことにしました。
今日のメニューはメインディッシュが『米なすの田楽』。『シェフんちの正月風お味噌汁』なんて気になる名前も並んでいます。
ページをめくると、Café&Meal MUJIの藤林シェフによる“糀屋 雨風産地訪問”と題した2回連載のレポートが!“藤林ワールド”全開のレポートは、今から始まる“味噌作り”のテンションを徐々にあげてくれます。
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開始時刻とともにメンバー紹介が始まりました。藤林シェフと一緒にサポートしてくれるのは糀屋 雨風の十六代目当主・豊田宣広居さん。当店ではお馴染みの人気の糀店の若き主です。
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藤林シェフが「今回のイベントは参加希望の倍率が高すぎ!参加されている皆さんは選ばれし人なんですよ!」と熱く語り始め、いよいよスタート。
まずは“田楽味噌”のデモンストレーション。米なすのヘタも無駄なく使い、食品ロスを減らすというポリシーのもととっても面白い藤林シェフの若かりし日の修行話をしながらテキパキと作業は進みます。あっという間に出来上がり「続きはキッチンでしてきます」と退場する藤林シェフ。
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ここからがメインイベントの“味噌作り”で、雨風さんが登場。今日つくるのは『堺味噌』といわれる昔から堺に伝わる配合でつくる味噌です。材料は大豆・米糀・塩のみで、とてもシンプル。
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まず始めに糀を揉みほぐして塩を混ぜ合わせます。
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続いて大豆の煮豆を潰します。「ここまで準備してもらって、なんて助かる!」と独り言をいいつつ、煮豆を潰す、潰す、潰す…。
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大豆に糀を混ぜます。
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耳たぶの硬さになるまで、捏ねる、捏ねる、捏ねる…全体重をかけて更に捏ねる。途中、脇の下から胸にかけて筋肉痛になる予感をしつつ段々と無口に。1㎏の味噌をつくるのに、こんなに体が痛いとは。
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頑張って理想の硬さになったら、 野球ボールぐらいの大きさにまとめて容器に入れて、空気が入らないように隙間なく詰めていく。押して、押して、押して…。
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最後に、表面にカビが生えにくくなるよう塩分濃度をあげます。
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一時間ほど潰して、捏ねて、押して…で、出来あがった『堺味噌』はまさに“手前味噌”ですが、きれいに出来ました!
我が家の廊下で3ケ月ほど熟成させたら、おいしく食べられるそうです。
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“味噌作り”が終わる頃、なんだかいい香りがしてきました。そう、もう一つのお楽しみであるランチが運んでこられました。
メニューは白味噌ベースで花かつおの味わいがたっぷりの『シェフんちの正月風お味噌汁』と、デモンストレーションの『米なすの田楽』。
お皿には色とりどりの野菜と一緒に、雨風さんの3種類の味噌と2種類のディップがのっています。ディップは白味噌に柚子果汁で味の変化をつけた『白味噌ディップ』と、赤みそとチーズ、アンチョビなどの発酵食品をマッチングした『赤味噌ディップ』で、このイベントのために藤林シェフが考案したオリジナルですって。
それぞれの違った味の味噌と野菜本来の甘みが食欲を推し進め、どんどん食べてしまいました。本当においしかったです!
このおいしかった「九条ねぎの親にあたる葱でトロトロの甘みが特徴」のなにわの伝統野菜である『難波葱』は12月後半か1月にビュッフェに登場するそうですよ。
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帰りに藤林シェフ著書の『産地に教わる』という本をお土産に買い、大満足の休日になりました。2月に味噌汁をつくるのが、今からとっても楽しみです。