こんにちは、BOOKS2号です。
今週、読んでおすすめする本は『〆切本』です。
『〆切本』
出版社:左右社 著:小柳学
夏目漱石や「サザエさん」でおなじみの長谷川町子など有名作家たちが〆切に追われる日々をまとめたエッセイ集。
くすっと笑えるエピソードに元気付けられる一冊です。
最近スランプ気味で、記事を書くにも文章が思い浮かばない日が続いていました。色んな本を読んでみても、気晴らしに音楽を聴いてみたり出かけてみたり、何をしても書けない。どんどん〆切が迫っているのになにも思い浮かばない。
そんなとき、表紙の「どうしても書けぬ」の文字に惹かれてこの本を手にとってみると、
夏目漱石や手塚治虫、長谷川町子など有名な作家たちの〆切にまつわるエッセイや日記が載っていて、
もしかしたら〆切に間に合わせるためのヒントでも載っているんじゃないかと思って読んでみました。
しかし、ヒントなんてこれっぽっちも載っていなくて「なんとかして〆切を延ばしてもらえませんか」と編集者へ手紙を出したり、日記では「どうしても書けない」と嘆くばかり。
そんな彼らの姿に落胆するどころか、どんなに有名な作家にだって私と同じようにどうしても書けないときがあるんだとなんだか元気付けられました。
やるべきことに追われていたり、壁にぶつかった時。
何をしてもどうしてもだめなら無理にやろうとするのではなく一旦休憩してみてもいいのではないでしょうか。
もしかしたら後から自信が湧いてきたり、突然別のアイデアが思い浮かぶかもしれません。
もちろん諦めずにやり遂げることも大切だけど時には立ち止まることも必要なんだとこの本が教えてくれたように思います。
「私とこの本」で紹介の本は、今日のずっといい言葉の黒板の下にあります。
ぜひお手にとって読んでみてくださいね。
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