こんにちは、BOOKS1号です。
今週、読んでおすすめする本は『ぬか漬け帖』です。
料理研究家である著者は、母親ゆずりのぬか床をかき混ぜて約半世紀。おいしいぬか漬けを楽しむコツを教えてくれます。
『ぬか漬け帖』
出版社:筑摩書房 著:有元葉子

先日、祖母の使っていたまぁるい漬けもの石を見つけました。
忙しい両親より祖母と過ごすことが多かった幼少期の私。食卓にはいつも漬けものがありました。
特に好きだったのはきゅうりの古漬け。薄くスライスして、絶妙な加減の塩抜きをして、しょうがを添えたら箸が止まりません。
でも、祖母のぬか床でなければ、あの味は再現できないのです。何十年か経ったら、私にもあの味に近づけるでしょうか。
祖母への懐かしさがこみあげ、少しほろりとしながら石を眺めていました。
この本には、定番のなすやきゅうり以外にもぬか漬けにおすすめの野菜が紹介されています。
漬けものに合わせるなら、やっぱりごはん。「ごはんとぬか漬け」は最強のコンビですね!食べたくなったでしょう?ぬか漬けって自由で楽しくて不思議ですね。
自慢のぬか床をお持ちの方も、これからぬか床を始めてみたい方にもおすすめの一冊です。
ぜひお手にとって読んでみてください。
ご紹介の本は、OpenMUJI「つけもん市」展示スペースにあります。
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