当店の木育広場の近くには、たくさんの本が並んでいます。
その中から、BOOKS担当のスタッフが選んだ一冊を、読んだ感想とともに紹介します。
今回は、『Life(ライフ)』です。
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『Life(ライフ)』(瑞雲舎)
作=くすのき しげのり 絵=松本 春野
【物語】
町の外れに『Life(ライフ)』という小さなお店があります。でもお店といっても誰かが働いているわけでも、なにかを売っているわけでもありません。
ある冷たい風が吹いた日、一人のおばあさんが『Life(ライフ)』にやってきました……。
冬の間も『Life(ライフ)』には、たくさんの人が訪れ、そしてすてきな春がやってきました。
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「『Life(ライフ)』という小さなお店は、何かを売っているわけではありません。
みんなの大切な想いがつながる素敵なお店のお話です。見慣れた景色が、色づく景色へと変わっていきます」(川北)
「大切にされていた思いが、新しい持ち主を選んで、また次へとつながっていくような気がします。
見えないものが人を引き寄せているのかもしれませんね。誰かを思いやる心の温かさを感じていただける本です」(飯坂)
「知らない誰かとつながり、その人の“笑顔のもと”になっていると感じました。
絵本のシーンは無印良品の“つながる絵本”の取り組みと似ています。
誰かの笑顔のもとになるお手伝いができるって素晴らしいですね」(塩野)
「“人はたがいに生かされながら生きている”。そんな作者 くすのきさんの想いがつまった一冊です。
それぞれが持ち寄ったものには見えなくとも、たくさんの物語がこめられているように感じ、また新たな持ち主の手に渡ったあとも、新たな物語が想像できます」(宮本)
忘れかけていた大切なものを思い出す一冊。
心がほっこりとあたたまる物語です。
無印良品の“つながる絵本”にも通ずる部分がありました。
興味のある方は、木育広場で手にとってみてくださいね。
無印良品 イオンモール堺北花田