大阪府泉佐野市で100年以上、代々農業を営まれている三浦農園さんでは、なにわの伝統野菜『泉州黄玉葱』を未来につなぐ活動をされています。
私たちは今年もオーナー制度に参加して『泉州黄玉葱』を育てる様子をレポートにしてみなさんにお届けします。
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5月中旬、いよいよ楽しみにしていた収穫の日がやってきました。
朝からあいにくの雨でしたが、三浦農園さんには大勢のオーナーさんが集まりました。レインコートに長靴、中にはTシャツ姿で参加のかたも。
さっそく自分たちが植えた畑へ行き、倒れた葉をかきわけると、玉葱が土の中から顔を出していました。
葉をつかんで引っ張りあげると、ずっしり重いものから小さくかわいいものまで大きさは様々。どれも扁平な形をしているのが泉州黄玉葱の特長です。
収穫後はしばらく乾燥させるのが良いそうですが、今日は持ち帰るために葉と根を切り落とします。
泥だらけになりながら夢中でしていたら、コンテナがいっぱいになっていました。
収穫が終わると、近くの会場へ移動。実は今日の楽しみは、収穫だけではないんです。
この日のために泉州黄玉葱をたっぷり使ったカレーをCafé&Meal MUJIの藤林シェフが準備してくれました。
子どものころ楽しみだった給食の時間を思い出すようなワクワクした気持ちで、藤林シェフから順番に受け取ります。
三浦農園さんでつくられたお米で炊いたごはんに、つけ合わせのサラダが添えられていました。
ほぼ玉葱の水分だけでじっくり煮込んでつくられたカレーは、とろっとした食感と甘みが強く、スパイスに負けない玉葱の力強さを感じます。
あまりのおいしさに、おかわり続出。3杯食べられた方もいましたよ。
今日参加されている方は、焼肉屋さんや飲食店を経営されていたり、パン屋さんや野菜に携わる方、学校の先生など業界が異なる方々。
三浦さんとお話しされている様子から、野菜を通じてつながる深い絆のようなものを感じました。
三浦さんは最後に、泉州黄玉葱のことをたくさん私たちに話してくださいました。はじめて食べた時のこと、伝統野菜を育てる大変さ、そしてたくさんの人に手に取ってもらいたい想い。
オーナー制度に参加した、ここにいる皆さんが三浦さんの熱い想いを受け取り、この経験を周りの人に伝えていきたいと思ったはずです。
はじめたからにはつくり続けたい、未来に残していきたい、そんな三浦農園さんの強い想いをこれからも私たちは応援していきます。
最後までいたメンバーで記念撮影。本当は全員で撮るはずでした……来年は全員そろって撮りたいです。
三浦農園
住所:大阪府泉佐野市鶴原1903
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過去の記事はこちら
なにわの伝統野菜『泉州黄玉葱』育てます vol.1
なにわの伝統野菜『泉州黄玉葱』育てます vol.2
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無印良品 イオンモール堺北花田 2022.5.23