大阪府泉佐野市にある三浦農園さんでは、今年も泉州黄玉葱(せんしゅうきたまねぎ)のオーナー制度がはじまりました。
三浦農園さんは江戸時代から100年以上も代々農業をされていて、泉州水なすや泉州キャベツ、ケールなど様々な野菜を育てられています。
泉州黄玉葱って?オーナー制度?と、はじめて耳にした方もいらっしゃるかと思います。
泉州黄玉葱は、日本で栽培されているほとんどの玉葱の親とも言われ、明治時代に日本で最初に育成された玉葱です。
なにわの伝統野菜のひとつでもある泉州黄玉葱ですが、市場にあまり出回ることがないため身近に感じないのかもしれません。
以前三浦さんに育てられたきっかけを伺ったことがあります。
はじめは深く考えず、泉州で昔からつくられている玉葱ってどんなものだろうと思い育ててみたら、扁平で、大きさも不揃いで、選別が大変など、栽培されなくなった理由がわかったそうです。
でも、誰もつくらなければ知らないまま。だから私たちが伝えていきたい。
そこで畑を区画して希望する数だけ苗植えや収穫ができるオーナー制度をはじめられました。
先日私たちは、北花田のCafé&Meal MUJIスタッフや和歌山の店舗スタッフ、地域活動をされている幸南食糧株式会社さんと一緒に、三浦農園さんを訪ずれました。
「自分が植えて育った玉葱は、いつも食べているものとは違うと思うんです。泥んこになって楽しんで植え付けしてくださいね」と、三浦さんから苗を受け取り、植え付けをしました。
はじめて玉葱の苗を見るスタッフがほとんどでしたが、一つひとつ丁寧に植えながら「元気に育ってね」「これで泉州黄玉葱のオーナーやあ」と楽しそうでした。
オーナー制度には、多くの人に知ってもらいたい、食べてもらいたい、未来に繋げていきたい三浦さんの想いがたくさん込められています。
私たちは教えてもらったことや体験したことを、家族や友人、周りの人に伝えていきたいです。
これから寒い冬を乗り越え、大きく成長していくなにわの伝統野菜 泉州黄玉葱。来年5月頃の収穫が待ち遠しいです。
収穫した泉州黄玉葱はすべて持ち帰ることができるので、いつも店舗スタッフみんなで分け合います。
Café&Meal MUJIのお料理や地域の食品にもなる予定ですので楽しみにしていてくださいね。
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無印良品イオンモール堺北花田 2023.11.22