関西国際空港からほど近い、大阪・泉佐野市にある三浦農園へ、今回は地域の小学生と一緒に、泉州黄玉ねぎの苗植えをしてきました。
泉州黄玉ねぎは、100年以上にわたって泉佐野市や周辺地域で栽培されてきた泉州地域独自の品種。大阪府から「なにわの伝統野菜」として認証されています。
熱したときに増す甘みの強さが特徴で調理しやすい玉ねぎなのですが、形や大きさが揃いにくいことから、販売しても値段がつきにくく近年は家庭用としてつくる農家が数件残っているだけでした。
そんな状況をなんとかしたい、地元の伝統的な玉ねぎをもっと多くの方に知ってもらいたい、との思いで、三浦農園では3年前から泉州黄玉ねぎのオーナー制度を開始。地元の方々やお客様、取引先などに声をかけ、畑の一部を貸しだして、泉州黄玉ねぎに携わってくれる仲間を募ってきました。
北花田から一時間ほど車に揺られて、三浦農園に到着。三浦農園の麻衣さんがお出迎え。
私たち無印良品もこのオーナー制度に参加して3年目。今年は2区画をお借りして、玉ねぎづくりに挑戦です。
指の第一関節ぐらいまで穴をあけ、苗を置き土を被せやさしく押す。こんなにも浅くて大丈夫かな?と心配になりますが、すぐに根をはるので植える深さは、風に飛ばされないぐらいで良いそう。
しばらくすると地域の小学生が到着。講師役に三浦農園の代表である淳さん。小学生への指導も手慣れていて教え方がフレンドリーでした。
参加していた淳さんの娘さんも前に立って、みんなのお手本に。
説明が終わり、いよいよ子どもたちは苗植えに挑戦しはしゃぎながらも真面目に取り組み、苗をすぐに植えてしまいました。
麻衣さんが「まだまだ元気有り余ってる子~」と呼びかけ苗を渡し、子どもたちを応援。
苗植えという体験から、泉州黄玉ねぎを伝え未来に繋げていました。
苗植えが終わると、子どもたちからの質問タイム。
「泉州黄玉ねぎは美味しい?」という質問には、「泉州黄玉ねぎはすっごく美味しいよ」と答える淳さん。野菜に対する思いを伝え終わりました。
苗植えは終わりましたが、草抜きなどのお世話や、収穫だけでもオーナー制度で参加
できるそう。小さなお子様も、大人と一緒に体験できますよ。
三浦農園
大阪府泉佐野市で江戸時代から100年以上代々農家を営んでおり、現在3世代で運営。
泉州の特産である水ナスや、玉ねぎの他にも80種類以上の野菜を栽培。
三浦農園公式サイト
Instagramは
こちら
無印良品イオンモール堺北花田 2023.01.08