やさいは全部やさい。くだものは全部くだもの。昔から伝わる“おばあちゃんのくらしの知恵”を使って、やさいやくだものをおいしく保存してみましょう。捨てるところはほとんどありません。発酵の力、お陽さまの力、くらしの知恵を借りて、時間をかけて育てていきます。
保存容器や道具は消毒して清潔なものをご使用ください。煮沸の方法は、昔から行われている煮沸消毒だとご家庭でもかんたんにできますよ。
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■ピクルス■
発酵食品の酢の力を借りて、ミックス野菜のピクルス、赤いピクルス、白いピクルスの3種類のピクルスをつくります。
野菜は食べやすい大きさに切り容器に入れます。
ピクルス液の材料を鍋に入れ、沸騰させて火を止めます。熱いうちに野菜がかぶるまで容器に注ぎます。
粗熱が取れたらふたをして冷暗所で保存します。翌日から食べることができ、常温で約2週間の保存できます。
■干し野菜■
お陽さまの力を借りて「干し野菜」をつくります。うまみや栄養もギュッと濃縮され、長期保存でき、食材を余すことなくいただけます。皮やへたも捨てるなんてもったいない。干しちゃいましょう。昔から伝わるおばあちゃんのくらしの知恵で手づくりすると、やっぱりほっとしますね。
今回はご家庭でも用意しやすいハンガーを使って、OpenMUJIでは「干し野菜」をつくってみました。ハンガーのピンチに挟むだけ。ハンガーに吊るすだけ。かごに入れて干すだけ。とってもかんたんです。完全に乾燥させると長期保存できます。
料理するときは、沸騰したお湯に浸して戻したり、汁気のある料理にはそのまま入れて加熱してくださいね。
参照:
厚生労働省HP
おいしさや栄養が育っていく様子を眺めているだけで、毎日が少し楽しくなっていきます。ビンを開ける瞬間、ひとつまみ取り出す瞬間、ひとくちめの瞬間、想像するだけで、ちょっぴりわくわく。おいしいを育てる楽しみを。
OpenMUJIでは、手に入りやすい食材を使って“育てる楽しみ”を週替わりでご紹介しています。みなさんも、おうちで育ててみてくださいね。
『野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル』
出版:河出書房新社 著者:森崎繭香
『干し野菜クッキング』
出版:家の光協会 著者:本谷惠津子
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無印良品 イオンモール堺北花田 2020.04.26