みなさまこんにちは。
最近とても日が伸びた気がします。
鎌倉店の窓からも随分と長い間きれいな夕焼けを眺めることができます。
私は夕方のピンクや紫色の空がとても好きで、窓側の席が空いているとついついおすすめしてしまいます。
この季節は夕焼けの時間が長いので、夕方にしか味わえない雰囲気の中でお茶やお食事を楽しむことができます。
ワークスペースも若宮大路沿いに面しているので、外の風景に癒されつつ、作業も捗るのではないでしょうか。
夏の終わりまでの期間限定、長く明るい夕焼けの時間を楽しみたいですね。
先日、アップサイクルという新しい加工技術によって作られた物をご紹介いただきました。
アップサイクルとは、素材を原料として使うだけではなく、元の製品よりも価値や次元の高いものを生み出すことが最終的な目標になっています。
そのままの形をなるべく生かすため、余計な加工などもあまり使われておらず、地球への負荷を減らすことができます。
原料を元に戻したり、素材に分解する際に大きなエネルギーが使用されるリサイクルとは少し違います。
今回はヨットのセールの加工後の作品を拝見しました。
ヨットのセールは定期的な交換が必要で、役目を終えたセールが専門店で回収されます。
セール生地は、帆としての役割をそのまま持っています。軽くて丈夫で、そして長持ち。
なので、バッグのみならず、サコッシュやパソコンのケースなども作られるようです。
しかしヨットという前世ゆえ、風を受けることはできても水を防ぐことはできないため、レインコートや傘には適さないのだとか。
私も、この素材の帽子やジャケットなどがあったらほしいなと思っていましたが、『風を受ける』という特徴を持ったセールは、通気性が悪く、あまり相性は良くないようです。
何十回と使われたセールがこうして身近に感じられる存在に変化していると思うと不思議ですよね。
セールでアップサイクルされたものを使うたび、現役で稼働していた歴史を味わえます。
この縫い目に使われている糸も、もとはセールと共にヨットの一部として使われていました。
他にも、セールナンバーがついているものや、稼働中についた傷があるものもあって、どれも味があります。
そして、セールのエコバッグに同じ柄のものは一つとしてありません。
それも素敵な特徴ですよね。
ブログで紹介してきました、
当店の「地球にやさしいおべんとう」や、「たべきるプレート」とは、少し異なった見方をしています。
ですが、どちらももとを辿れば
地球をまもるために、自分たちができることは何か、
という気持ちがあったからこそ生まれたのだと思います。
だれももったいないと思わなかったら、こんなに心惹かれるものは生まれなかったでしょう。
こうして現役に幕を下ろしたあとも、一般の人が長く使えるものへと姿を変えてまた人々に使われるように作り替えられるのです。
今回このイベントに参加して、SDGsの「つくる責任、つかう責任」の良いお手本を感じられました。
また活躍する機会を物に与えていくのがこれからの時代必要になってくるのですね。
みなさまも、ヨットの冒険の証に触れたくなったらぜひ一度、調べてみてください。
本日のおたより ウミ
【Café&Meal MUJI 鎌倉】
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