みなさん、こんにちは。
最近雨が続いて、関東も早めの梅雨入りでしょうか。貴重な晴れ間は自然の中へ出かけたくなりますね。
先日休みを利用して現在限定公開されている、まんだら堂やぐら群と名越切通を見に行ってきました。
鎌倉市大町の外れにある登り口からスタート。軽いハイキングにお勧めのコースです。
やぐらとは、崖に横穴を掘り内部に石塔を立てるなどして納骨・供養をする鎌倉特有の遺構です。鎌倉時代に市街が拡大するにつれ、墓所が不足したため作られた施設と言われています。
武士や僧侶、なかには経済力を蓄えた商人のお墓も含んでいると言われています。まんだら堂やぐら群は、150穴以上の大規模な遺構で、とても良い状態のまま保存されています。
定期的に限定公開されており、春は今月5月31日まで、秋は10月23日~12月13日の間の 土・日・月・祝日のみ見学出来る予定です。
まんだら堂やぐら群から2分ほど歩くと名越切通の第一切通に到着します。
名越切通は鎌倉時代に尾根を削って作られたとされる通行路で、鎌倉幕府の事績を記した「吾妻鏡」の天福元年(1233年)八月十八日条に「名超坂」として登場するのが史料に見られる最初です。
明治時代になって、横須賀線や県道のトンネルが開通するまで、長い間鎌倉と三浦半島方面とを結ぶ貴重な役割を果たしてきました。
どちらも所在地はお隣逗子市になりますが、鎌倉からもアクセスすることが可能です。
初心者でも気軽に楽しめるハイキングコースですが、急な天気の変化に対応出来るように服装に注意して、水分も多めにご用意くださいね。
街なかからすぐに山の自然へ入っていけるのは鎌倉ならではの魅力です。
歴史好き、地層好き、植物好き、それぞれの目線でお楽しみください。
本日のおたより カミオカ
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