【京都山科】鬼は外、福は内、福豆はおなかの中へ。|日曜日のおやつ

おやつの時間

食のお便り/入荷情報

2020/02/02

 先日、京都ではやっと初雪が観測されましたね。暖冬と言われている今年は、もう雪が降らないのかなあと少しさみしかったので、その知らせだけでなんだかうきうきしています。雪を眺めながら、あたたかい部屋で過ごす、おやつタイムもいいですよね。
 『日曜日のおやつ』では、おやつの時間に食べたいものを売場で見つけて皆さんに紹介します。お出かけに持っていくおやつや、週末のおうちカフェの参考にしてみてくださいね。

ーーーーーーーーーーー

 明日は「節分」です。地下1階の食品売場には節分にはかかせない福豆が並んでいます。
節分

 日本では昔から、穀物には邪気を払う力があるとされてきました。中でも豆は無病息災を祈る意味があることや、「魔滅(まめ)」などと語呂合わせの意味があり、「節分」に豆をまいて鬼を追い払う行事が定着しました。
 京都の鞍馬に鬼が出たとき、神様のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけると鬼を退治できた、という昔話もあるんだそうですよ。
 
紙桝つき節分豆

 豆まきが終わったら、その1年健康でいられるよう数え年の数だけ豆を食べるのも「節分」の風習ですよね。
家族みんなで楽しめる節分行事、でも「豆まきに使った大豆って毎年どうしても余ってしまうんですよね」というお母さんたちの声もちらほら……。
 そんな皆さんに、今日は福豆をおいしく食べるおやつを提案します。
 
豆富本舗
 
 地下1階で見つけたのは『豆富本舗』の福豆。甘みの強い北海道産 『鶴の子』大豆のなかでも、厳選された『鶴娘』という銘柄の新豆だけを使っているんです。香ばしい香りと噛んでいくうちに感じる大豆本来の甘さがあって、そのままでも十分おいしいです。

 まずは砂糖と絡めます。
 
砂糖からめ

 水に溶かした砂糖と大豆を絡めていると、砂糖が結晶化してきます。大豆が結晶となった砂糖をまとっていく様子はなんとも不思議なんですよ。
 さくさくの砂糖がとってもいいアクセント。砂糖と絡める、このひと手間でこんなにおいしくなるんだって発見です。

 次は醤油と絡めます。
 
醤油からめ

 砂糖も加え、甘じょっぱい飴に絡めた大豆がかりっとして、箸が止まらなくなりそうです。

 実はこれ、私がちいさかったころにおばあちゃんがつくってくれたおやつなんです。そういえば、おばあちゃんは節分の日に余った大豆を料理やお菓子に、上手に使っていたなあ。フライパンひとつでさっとつくった素朴なおやつとあったかいお茶、家族で囲むゆっくりした時間。大豆をじっくり噛んでいると、あの時の幸福感がからだを巡っていくようです。
 食べたときに思い出す人や出来事が、またひとつそのおやつのおいしさになっているのかもしれません。
 
いただきます

 これならそのまま食べるのに少し抵抗のあるお子さんも、甘いものが苦手なお父さんも、家族みんなでおやつの時間を楽しめますよ。あとくちを爽やかにしてくれる緑茶もいいですが、ホットミルクとあわせて食べるのもおすすめです。
 皆さんもぜひ、豆まきのあとは福豆でおやつの時間を楽しんでみてくださいね。

豆富本舗 北海道産『紙桝入(小)節分豆』100g 消費税込 594円


 京都山科を店舗フォローして、毎日の新鮮なおいしい情報やイベントの最新情報をチェックしてくださいね。右上のフォローボタンがエンジ色になればフォロー完了です。
passport
無印良品 京都山科