無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
「梅雨らしい蒸し蒸しとした日が続きますね。食欲が低下しがちなこの時期はつるっと冷たい涼麺で涼と栄養をとりましょうね」
今日は民野先生が野菜たっぷりのレシピを3つ紹介してくれます。夏野菜って見ているだけで元気が出てきます。
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トマトとオクラの冷製パスタ風そうめん
「野菜にも産地があるように、そうめんだって産地が違えばその特長もそれぞれなんです。今回使用する半田そうめんは徳島県発祥のそうめん。少し太めでもちもちした食感が具材とよく絡まるんですよ。それを生かして、パスタのように食べるそうめんを考えました」
冷製パスタって聞くと思い浮かぶのはやっぱりトマトとバジル。ここに入るオクラが洋と和の架け橋になるんですね。
少し青みのあるさわやかなトマトの香りっておばあちゃんの畑を思い出すなあ。
「ざく切りにしたトマトに調味料を合わせたらよく冷やしてくださいね。オクラとバジルはトマトの酸で変色してしまうので、食べる直前に」
パンチの効いたにんにくが食欲をくすぐります。
「そうめんを氷でしめたあと、ペーパータオルなどでしっかり水を切るのがポイントです」
白、赤、緑が絡まったボウルからはバジルの心がすっとする香りが。
「トマトの濃厚な酸味と甘みが夏にはやっぱりいいですね。オクラのねばねばで全体の味が馴染んで、良いまとめ役になってる」
「これはもうパスタ。でも食べるとそうめん。半田そうめんって初めて食べたけど、麺自体の味も感じられます」
「私、そうめんの定義が変わりました」とキッチンカウンタースタッフもこの笑顔です。
いっしょにつくったのはズッキーニととうもろこしの天ぷら。天ぷらって素材の旨味を衣で閉じ込めるからこそ、旬の野菜で挑戦したい料理ですよね。
「ともろこしは鮮度が大切。できるだけ買ったその日に食べて欲しいな。今日はとうもろこしのひげも揚げますよ」と言う民野先生に「ひげって食べられるの?」とみんな驚き。ひげには老化を防ぐ効果やむくみを解消してくれる作用があるんだそう。
揚げたてをいただきました。
「ぷちっと粒が弾けます。やさしい甘みと香ばしさがたまりません。ひげの焦げ目が良いアクセント、口に残ることもないですね」
ズッキーニはしゃくしゃくとした食感が良く、とってもジューシー。これは火傷に注意ですよ。
「これなんだと思いますか?実は乾燥の白きくらげを戻したものなんです。葛切りと合わせて黒みつをかけていただきましょう」
え!きくらげがデザートになるんですか。想像がつきません。半透明でひらひらとやわらかそうなきくらげはまるで天の羽衣みたい。
ガラスの器に盛れば涼し気で七夕のデザートにもぴったりですね。仕上げにかぼすを絞ります。
おそるおそる食べてみると……。
「薄い寒天を食べているようです。きくらげってそれ自体の味が主張しないから黒みつと馴染みますね。新感覚でクセになりそう」
かぼすのおかげで黒みつのとろりとした甘みがすっと引いて、後口に爽快感が残ります。
共通のイメージや目で見えたものだけを頼りするうちに肩が凝っていたのかもしれません。そうめんだってパスタになるし、きくらげだってデザートになる。少しのアイデアが料理を楽しくさせてくれるんだと、野菜ソムリエの先生方とお話するたびに思います。
ぜひ、みなさんも試してみてくださいね。
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