【京都山科】地域とつながるMUJISUPPORT|デザオ建設

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MUJI Support/インテリアアドバイザー

2020/09/30

 無印良品 京都山科のMUJI SUPPORTでは、くらしにまつわるお悩みやお困りごとをいっしょに解決するのはもちろん、地域の中で良いものづくりをしている方とつながる活動を行っています。今回は、京都を中心に注文住宅をはじめさまざまな建物づくりを手掛ける工務店、『デザオ建設』をご紹介します。
 
【京都山科】地域とつながるMUJISUPPORT|デザオ建設

 デザオ建設は昭和40年に設立してから今日までの56年間、京都の街並みとの調和や、自然環境との共存、住まい手の想いに誠実に向き合いながら、地元の匠たちとともに、“京都に生き続ける住まい”を一棟一棟つくり続けてきました。無印良品の家と同じSE構法を導入していることもご縁を感じます。

 でも“京都に生き続ける住まい”って、いったいどんな住まいなのでしょう……。今年の5月に京都・五条にオープンしたモデルハウスを、京都山科のスタッフが実際に訪れ、デザオ建設の皆さんに案内していただきました。
 
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■これからの家
 
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 玄関に足を踏み入れた瞬間、木のぬくもりに満ちた心地良い香り。自然の色は目にやさしく、初めて訪れたのに、不思議と心がほっと落ち着きます。
 
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 今回は、デザオ建設の設計士・佐藤さん(写真右)と、インテリアコーディネーターの佐藤由理さん(写真左)がこのモデルハウスの特長や魅力をたくさん教えてくださいました。
 
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 こちらは玄関すぐ横にある、自然光が差し込む【おうちSHOP】。その名のとおり、おうちでお店が開けるスペースです。ネイルサロン、ハンドメイド作品の販売、テイクアウトのカフェ……。自分の好きなこと、やりたいことを家で叶えられるスペースですね。

 「家に、自分の才能を生かせる環境があれば良いなと考えたんです。仕事も家庭も大事にしたい人が、歳を重ねても未来を切り開ける方法はないかなって」と、コーディネーターの由理さん。

 家は寝るためだけではなく、仕事とくらしのバランスを見直すことがスタンダードになるこれからの時代によくマッチします。自分の才能を生かした仕事が家でできるとまた新しい未来が見えてきそうですね。
 
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 「子育てしやすい家になるようにも考えています。テレビは家事をしながら観たいから、キッチンにいても視界に入る配置にしました」
 
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 「ごはんづくりの合間にも身支度できるように、お化粧台はキッチンの近く、自然光が入る南向きの場所につくりました。水回りの家事動線も、お風呂、洗面所、ランドリールーム、物干し場がすべてひとつづきになってるんです。家の中を行き来せずに済むので、家事のストレスを軽減できますよ」

 ふたりの佐藤さんによる細やかな目線で、くらしのシーンを考えてつくられています。設計する人、インテリアをコーディネートする人、そして家を建てる人、すべての人の丁寧な仕事が集積されて、一軒の家が建つんですね。



■気持ち良いって何だろう
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 2階に上がる階段の途中に、小さなカフェスペースがあります。ソファに腰かけて、ひとりで本を読んだり、ふたりでお茶したり、みんなで家族会議をしたり。このこじんまりとした絶妙な狭さ、居心地が良いんですよね。少し目線をずらすだけで気持ちが落ち着くことってありますよね。
 
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 よく眠るための寝室は、アクセントにもなる深い青色の和紙と間接照明がぼんやりと眠気を誘ってくれます。AI機能搭載のスピーカーに「おはよう」と話しかけると、自動でブラインドが上がって朝日が射しこむつくりになっています。そして「おやすみ」で夜の世界へ。


 部屋のひとつひとつの魅力や、住む人のことを考えてデザインされた部分は、デザオ建設のHPやInstagramで詳しく紹介されています。ぜひお手元で見て、イメージをふくらませてみてください。


■京都に生きる伝統技術
 
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 「京都の職人さんによるデザインや伝統技術を、家のすみずみに取り入れているんです。そこの玄関の手すりも、山科の作家さんのものですよ。できるだけ京都で生まれたモノで、部屋をコーディネートしたいなと考えているんです」
 
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 和室には京都の伝統工芸品『唐紙』を貼った壁。“双葉葵”の模様は上賀茂・下鴨神社の神紋で、光に向かって伸び育つ縁起の良い植物を描いているのだそうです。


■細部に宿るもの
 「なんか、全部がきれいですよね」と、家を見回っていたスタッフから声があがりました。
 「スイッチと壁紙の境目とか、サッシの始末とか、仕上げの細かいところってけっこうずれたり雑になりがちなんですけど、ここはどんな細かいところもすごくきれいですよね」
 
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 スタッフの素直な感想に、うれしそうに顔をほころばせたのは建築士の佐藤さん。

 「ちょっとしたサッシの色とか、枠の幅の大きさとか。丁寧な仕事がそこに流れる空気に伝わって、“なんかきれいだな”って思っていただけたら、こんなにうれしいことはないです」


 この家には丁寧が集積されている、と感じました。ぱっと目に見ただけではわからないつくり手の丁寧さが、この心地良い空気を作り上げているんですね。



■京都に生き続ける家
 
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 実際に見に行ったら、“京都に生き続ける住まい”の意味が、ちゃんと分かりました。細部を大事にした丁寧なしつらえ、住む人にとっての日本人らしい気くばりの文化を、自然と共生しながら、今の時代にうまく残すということ。神は細部に宿ると言いますが、くらしは細部に宿るんですね。視覚だけじゃなくて五感で感じられる良い雰囲気がありました。

 ここ山科にも、2020年秋にオープンする予定のモデルハウスを建設中です。これから建設真っ最中の現場に取材に伺い、「モデルハウスができるまで」をおたよりで配信する予定です。京都の地に足をつけ、人と自然、どちらをも大切にして家づくりを考え続けるデザオ建設。無印良品はこれからも、地域のために活動する人たちを応援します。


デザオ建設HP https://www.dezao.com/
モデルハウス(KTV五条住宅展示場)アクセスマップ
 
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