【京都山科】巣ごもり、巣づくり。｜リビングのこと

2020/04/30

　おうちでずっとすごすことを巣ごもりと言いますよね。家ですごす時間がぐっと増えたいま、しばらく続く巣ごもりを、少しでも居心地良くすごしたいなと思います。

　京都山科の2階では、スタッキングシェルフに囲まれたリビングルームを展示しています。

　「リビングですごす時間は、心から落ち着ける時間にしたいですよね。家族が集まるリビングはついごちゃごちゃしてしまいがちですが、いくつかポイントを押さえれば、みんなが居心地の良い空間をつくることができますよ」

　この空間をコーディネートしたのは、京都山科のインテリアアドバイザーの通称“しろちゃん”こと白水さんです。
　今日はしろちゃんに、リビングのコツを教えてもらいました。

＃好きなもので景色をつくる

　「お客さまから、“スタッキングシェルフを買ったは良いけど、思ったように片付かない……”というご相談がよくあります。
　雑然としてしまう原因のひとつは、規則性がないこと。コツはシンプルですが、揃えることです」

　「たとえばこんなふうに、スタッキングシェルフの中に入れる収納を縦・横で同じものに揃えると、きれいに見えます。まずは横一列揃えるだけでも、がらりと印象が変わりますよ」

　揃えるってかんたんなようでなかなか実行できないんですよね。思い切って一気に揃えてみると、それだけでこんなに変わるんだってびっくりします。

　「それから、ついつい空いているスペースにはものを埋めてしまいたくなるんですけど、余白を意識してお気に入りのものを飾ってみるのもおすすめです」

　あえて空間を空けるってちょっと勇気がいりますが、たしかに空白があるほうがこの置物も生きますね。
　「自分の好きなものに囲まれるって、視覚的にも気持ち的にも幸せですよね。部屋づくりを楽しんでほしいです」としろちゃん。厳選したお気に入りをぽつんと置くと、さながら美術館のようです。

＃よく使うものは取り出しやすく

　「家族みんながよく使うものは、居場所を決めておくと、使うときもしまうときもストレスなくすごせます」

　「同じものは同じ場所にまとめる、というのが収納のコツです。本は本、ペンはペン、薬は薬。一か所にまとめるだけで、ぐっとくらしやすくなりますよ」

　「家族それぞれに引き出しがあっても良いかもしれませんね。娘さんの髪留めや、学校からのプリント。“お父さんへの手紙や書類はここに入れておくから、いっぱいになったら捨ててね”とか。小さな便利が積み重なって、居心地は良くなるんですよね」

　整理収納サービスをご利用されたお客さまから、“ものの居場所を決めたら、こどもが片付けしてくれるようになった！”っていうお声もあったそうです。親にとってはうれしいですね。

＃部屋の中に居場所をつくる

　「私は小さいころから、実家のリビングでくつろぐときはここっていう定位置があるんです。テレビの前の、ソファの右端。ここで本を読んだり家族と喋る時間が、なんにも緊張しない落ち着く時間だったんですよね」

　そういう場所、私もあります。
　実家から離れて久しぶりに帰ったときも、自然とその場所でくつろいでしまうんですよね。
　家族がその場所を空けてくれていたりすると、口には出さなくてもなんだかとてもうれしいような、あたたかい気持ちになります。

　「そんな場所が、自分の家にあればいいなって思うんです。家ですごす時間が長ければ長いほど、気づまりになることもあると思います。だからこそリビングを居心地良くするために考えて工夫して、それで家族みんなが笑顔になれば、きっとそれでじゅうぶんだなって」

　住むことは生きること、ですね。
収納の相談や家具のお問い合わせは、お電話でも承っています。

しろちゃんをはじめとした京都山科のインテリアアドバイザーが、自宅にいながらでも、ていねいに相談に乗ってくれますよ。小さなお悩みでもお電話くださいね。
無印良品京都山科（受付時間10時～18時）
TEL:075－606－1241

　囲まれてすごす場所。みなさんの今日と明日とその先がすこしでも心地良くなるように、お手伝いできれば幸いです。