最近本を読みましたか。読書をするとこころが動き、満たされた気持ちでいっぱいになります。本を読むとそこには出会いがあり、いつでも誰かの温度を感じるのです。さあ、好きな本をひらいて、こころに栄養を届けましょう。
おたよりでは、京都山科のMUJI BOOKSから、本が大好きなスタッフがえらんだ1冊を紹介します。
本のあるくらしがこれからも続きますように。
おたよりでは、京都山科のMUJI BOOKSから、本が大好きなスタッフがえらんだ1冊を紹介します。
皆さんのお気に入りの1冊が見つかりますように。
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『ぼくは猟師になった』
著・千松信也
こんにちは。BOOKS担当です。
先日、ジビエ料理を食べに行きました。
加工された食肉ではなく、野生に暮らす鳥獣たちのお肉ってどんな味なんだろうって気になったんですよね。
探してみると、ジビエを提供しているお店ってたくさんありました。自宅付近にもあったので、そこを訪ねてみる事に。
そのお店では、シカ肉やウサギ肉、イノシシ肉を串焼きで提供しており、それぞれに合った味付けで用意されていました。ウサギ肉やシカ肉は柔らかく食べやすかったり、イノシシ肉は噛むとじゅわっと肉汁が出てきて食べ応えがあったりと、これまで食べてきたお肉とは、一味も二味も違うおいしさに驚かされてばかり。
百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、人づてに聞いているよりも食べてみることで新しい発見に出会うこともたくさんあるなと感じました。
『ぼくは猟師になった』には、著者がワナ猟師になったきっかけや山での生活が綴られています。言葉だけでなく、写真をとおして語られる山は私たちの知っている山とは一味違う。
本書の中で著者は、「自然によって自分が生かされている」と語っています。私たちも私たちだけで生きているわけではありません。自然とどう一緒に暮らしていくか。私たちの”食べる”という行為は”命をいただく”ということです。飽食の時代、人と自然の間に暮らす猟師の姿を見て、このことを今一度胸にとどめたいなと思いました。
京都府の今年の狩猟解禁は11月15日からだそうです。これからの季節、私たちの暮らす街をぐるりと囲んだ山々のどこかで狩猟をする人たちがいる。そう思うと、いつもの山も違った風景に見えるような気がします。この本を読んで、山に思いを巡らせてみてください。
『ぼくは猟師になった』は1階、「よく歩く」と「よく掃く」の棚の間にあります。
POPが目印です。探してみてくださいね。
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#食べてみると意外と……
#本から山をのぞいてみよう
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