吐く息も白く、道を歩けば鼻や耳がキン、と冷える12月の折り返し。みなさんもう大掃除の準備は整っていますか?今回はインテリアアドバイザーの白ちゃんと、掃除に悩むYさんのお宅にやってきました。
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「実は私、掃除に関してひとつ悩みがあるんです……。それは、家にトイレやお風呂など掃除箇所別で洗剤がたくさんあるってことなんです。もっとシンプルに掃除をすることってできないのかな」
「そういうことなら、ナチュラルクリーニングに切り替えるってどうですか?」
白ちゃん、ナチュラルクリーニングってなんでしょう?
「合成洗剤を使わない掃除方法のことをナチュラルクリーニングと呼んでいるのだそう。私も掃除に関してはまだまだ勉強不足なので、今回はいっしょにナチュラルクリーニングを試してみましょう」
ということで、実験開始。
MUJI BOOKSで見つけた本も参考にしつつ、今回用意したのは、重曹、クエン酸。それぞれを水で薄めます。ほかにもナチュラルクリーニングに使われる代表的な洗剤として、過炭酸ナトリウム、アルコール、石鹸などが挙げられるそうですよ。
「自然から生まれた素材を使っているから、小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心して使えます」
「この壁、犬が鼻をこすりつけちゃってこんなことに。犬のことを考えると、市販の壁用洗剤は香りや成分が気になって」
「まず汚れは酸性、アルカリ性、中性の3つに分かれます。その汚れの性質によって使う洗剤を選ぶといいですね。皮脂汚れなど酸性系の汚れにはアルカリ性の重曹がおすすめ」
掃除って化学ですね。
べーキングパウダーにも使われるほど安全性が高いとされる重曹。壁に重曹水を吹きかけ、極細繊維でホコリなどをかき取る
『マイクロファイバークロス』で拭き取ると……。
「あ!とれるとれる!マイクロファイバーが壁の凹凸に入り込むようにこすると良いかも」
黒ずんでいた皮脂汚れが徐々に落ちていきます。
「また、アルカリ性の汚れを落とすクエン酸でトイレまわりの掃除もしてみてくださいね」
「気になってはいたけど、なかなか手が付けられなかった場所といえば、キッチン側のブラインドです。ほこりと油汚れが重なってべとべとに」
「まずは表面のほこりをとりましょう。
『マイクロファイバーミニハンディモップ伸縮タイプ』を使えば、高いところのほこりも簡単にとれます」
「私は背が低いから高い場所の掃除が楽にできるのはうれしいです」
ほこりを取ったら、拭く作業。「もう履かない靴下を雑巾にするのはどうですか?」という白ちゃんの提案には目から鱗。靴下として使わなくなっても、雑巾として使い切って捨てるって気持ちが良いですね。
ビニール手袋の上から靴下を装着し、重曹水をしみ込ませ拭いてみると、簡単に汚れが落ちました。
「ほこりがついたまま拭きあげると、汚れが固まってしまうんですよね。まずはほこりを落とすのがポイントかも」
「やっぱり掃除は手が一番だなあ。こんな場所も手の感覚で磨ける。どんどんきれいになるのがわかるから楽しい!」
片手に重曹水、もう片手にクエン酸水で掃除するとより効果的なんだそう。最後は水拭きで仕上げます。
「汚れが取れるとブラインドがワントーン明るくなった気がしますね」
「本当に汚れが落ちるのか半信半疑だったけど、過剰なすすぎが必要なくて汚れも落ちるし、自然にもやさしい。私もこの機会にナチュラル洗剤に切り替えようかな」
「目の前の情報にばかり頼らず、掃除を考えるって奥が深いですね。知れば知るほど楽しくなるし、やり始めるととまらなくなる。なにより、きれいになるとうれしい」
掃除は家がきれいになるだけじゃなくて、心も清々しい気持ちにさせてくれます。それだけで、来年はきっと良い年になるぞって希望が湧いてくるよう。
ぜひ、家族みんなで大掃除をがんばって、気持ちの良い年を迎えてくださいね。
参考
『ナチュラルおそうじ大全』ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえ(発行:株式会社主婦の友社)
『ナチュラル洗剤でちょこっとピカピカ掃除!』(発行:株式会社世界文化社)
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