【京都山科】私たち、すこやか研究会（すこ研）

　すこやかって何だろう。
　気になって辞書で引いてみると、“病気をせず、からだの丈夫なさま“とあります。でも、すこやかって体の健康状態や医療の発展だけではないように思うんです。
　お風呂に浮かべた柚子の香りや枕元に置くお守りのような眠り袋、蒸しタオルに顔をうずめたときの安心感……。もしかしたらすこやかは、ものに溢れたこの世界で鈍感になった私たち人とものとのあいだに隠れているのかもしれません。

　いつの間にかご近所さんとの世間話や「かばん空いてますよ」の一言すら言えないほどに、私たちは人との距離を推し測るようになってしまいました。そして、社会はどんどん便利に、はやく、簡潔化していく一方です。知ってる人に尋ねたり、得意な人に頼ったり、そうやって人はくらしを育んできたはず。私たち「すこやか研究会（すこ研）」は、忘れかけている人ともののつながりの中で、すこやかについて考えてみようよ、とこの研究会を立ち上げました。

　合言葉は「すこやか」の、“すこ”
　誰かを訪ねて話を聞いたり、いっしょに体を動かしたり、食卓を囲んだり。くらしが一変するような研究ではないけれど、くりかえす毎日を灯すささやかな光を探していきたいと思っています。今後はみなさんともご一緒できる企画も計画中です。

　すこ研第一回目の活動は、京都・出町柳にある「保存食LAB」さんを訪ねました。店主の増本さんが生まれ育った京丹後で丁寧に育てられた野菜を使ってつくる保存食について取材してきましたよ。
　次回はそのレポートをお届けします。ぜひお楽しみください。



#すこな年
#つながる
#香りは鼻からやってくる
#ひじにやさしく
#すこ活
#爪を切るって気持ち良い
#みんなも一緒に




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