インドのガンジャード村から、はるばる日本の粟島(香川県)へやってきた兄弟のおはなし。
表紙をめくると青から黒へとページのグラデーションが見え、水の底へ向かう気配でいっぱいです。
使われている色は、青、白、黒。
ひとを含め、たくさんの海と陸のいきものが描かれており、次はなにが現れるかなあと、わくわくしながらページをめくりました。
表紙の青は水面をイメージしたマーブル模様で、手づくりのため1冊1冊表情がちがいます。
ガンジャード村から粟島まで、直線距離で約6,000キロメートルもあります。
実際に移動するときっとさらに距離は増えますが、読み進めると地球はひとつであるということをじんわり実感できました。
ひそかなおすすめは、裏表紙のちいさなミジンコさん。
ちょっと笑って見える表情がとっても可愛いです。
絵本の中にも登場するので、ぜひ探してみてください。
無印良品 野々市明倫通り