こんにちは。広島パルコの棚田担当です。
前回の「荒おこし」に続き、今回はその次の段階である「代掻き」を体験して参りました。
代掻きとは、、?
田んぼにはった後、土塊を砕くことで、肥料と土がよく混ぜながら土の表面を平らにすることです。
これを行うことで、苗がむらなく生育できるようになります。田植え前の最終準備です。
まずは、耕運機で田面の高さを均一にしていきます。
一筆書きで外側から順に進め、田んぼの表面を平らにしていきます。何回も繰り返すうちに、ならされていきます。
田ぐつを履いても、泥に足を持っていかれ歩くことが困難でした。
その後、手作業でも実施していきます。
田んぼの端などのトラクターが回り切れない場所や、耕運機の車輪跡などが残っている箇所は、
柄振(エブリ)を使って、人の手で押して行います。
泥を高いところから低いところへ移動させることで、平らにしていきます。
最後は、水の表面を整えていきます。
水位を揃えることで、水の管理のしやすさにも繫がります。
また最後まで丁寧に行うことで苗立ちが均平になり、
苗の成長のむらがなくなるので高品質なお米が出来上がります。慎重に作業を進めました。
以上の工程で、『代掻き』作業が終了です!田んぼの高低差がなくなりました。
『代掻き』は田植えの5日~1週間前に行います。代掻き直後は苗を植えるのに柔らか過ぎるため、
このまま少し日を置いて土を落ち着かせます。
お米作りを経験して、作業1つ1つが細かく時間も手間も掛かることを改めて感じました。
時間の流れは早いですが、時代が変わっても米作りの基本は昔と変わりません。
この体験を通して学んだこと、自然・食べ物の大切さを別の誰かに伝えていきたいと思いました。
次回は、『田植え』に行って参ります。
※前回の田植え準備の第一段階の『荒おこし』を読んでいない方はこちらへ。
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