【広島パルコ】新刊『みなそこ』できました。|MUJI BOOKS

みなそこ

MUJI BOOKS

2022/01/13

こんにちは。MUJI BOOKS 広島パルコです。
 
インドのチェンナイにある小さな出版社TARA BOOKS。そのタラブックス全面協力のもと、すてきなハンドメイドの絵本が生まれました。
 
MUJI BOOKSから発売の新刊のご紹介です。
 
 
『みなそこ』
みなそこ2
発行元:株式会社 良品計画
語り+絵:ワユール・ワイエダ、トゥシャール・ワイエダ
文:アルン・ウォルフ、ギータ・ウォルフ 訳:クシダ オサム
税込 3,850円
 
タラブックスは、1994年の設立以来、インドに古くから伝わる土着の芸術を取り上げ、民族画家たちの作品を初めて本にしたパイオニアと言えます。タラブックスは内容から印刷や製本まで、すべて自分たちで行っています。それもお互いの顔が見える少人数で、とても丁寧に作ることを徹底しています。
大量生産ができないので、店頭にいつもたくさん入荷できるわけではないのです。
 
 
この本を書いたのは、少数先住民族ワルリ族がくらす、ガンジャード村を故郷に持つワイエダ兄弟。そのガンジャード村から出発し、高層ビルがそびえ立つムンバイ、そして遥か彼方の日本へと続きます。
 
日本の粟島の海の生きものとインドのガンジャードの川の生きものが共に描かれる場面も。インドは遠く離れた世界に感じますが、こうして国や言語を超えて繋がり共鳴しっている光景は、思わず感動してしまいました。
 
 
再生コットンの紙を漉き、紙を染め、シルクスクリーンで印刷され、仕上げは糊を使わない手製本、すべてのプロセスは、インドの小さな工房の職人による手仕事によるもの。
一冊として同じものありません。エディションナンバーもついて、世界に一冊しかないという特別感があります。
エディションナンバー
 
表紙のマーブル柄を見ても、すべて違うことが分かりますよね。
マーブル
 
 
紙の手触り、インクの匂い、装幀の美しさ。そして繊細に、のびのびと描かれる生きものたちの姿。インドの職人たちによる、すばらしき手しごとの芸術です。
ぜひその世界観を味わってみてください。
 
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無印良品 広島パルコ

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