【広島パルコ】『GINZA』ガイドブック|MUJI BOOKS

GINZA

MUJI BOOKS

2020/10/30

こんちには。MUJI BOOKS 広島パルコです。
 
無印良品は、各地域で店舗を起点とした「土着化」を進めています。これは地域に根ざした情報を提供する取り組みで、お店とそこに暮らす人のつながりを育てています。
 
今回は、この土着化の取り組みの一環として出来た本のご紹介です。
 
 
『GINZA』
発行:株式会社 良品計画 発行人:無印良品 銀座 税込 1,320円
GINZA
 
銀座の街の魅力を独自に取材し、文庫サイズの書籍にまとめたガイドブック。
 
こちら、一般的なガイドブックとは一味違うのです。
 
 
まず冒頭は銀座の街を俯瞰できるイラストのマップ。
そして、「銀座の仕事服しらべ」と題して、銀座で働く人たちの服装のイラストを掲載。
 
これは考現学の創始者であり、かつて銀座で街の人々の服装などを丹念に調査した今和次郎へのオマージュ。この制服を着た人たちを探したくなりそう。
 
 
そして、おいしい定食屋、花街の銭湯、15時に開くバーなど、本の中は魅力的で健やかな銀座で彩られます。
眺めているだけで銀座の街を歩いているみたい。なんだか気分も踊ります。
 
 
そして、こだわりはこれだけではありません。
手に取って、まずその手触りに驚きます。柔らかいタオルのような、使い込んで手に馴染んだ地図のような。
本
実は、ページの開きの部分に削り加工がされていて、触るとふわっと柔らかいんです。
 
 
本来は、背に糊付けをする際に表面積を大きくして糊を多く添付させ、ページの剥がれを防ぐための技術。
機械で一度に3冊しかできない、とても手間のかかる加工です。(なので、よく見ると3冊ずつ同じ削り模様になっています。)
本
この本は、これを4面全てに行っています。
 
 
この加工にしたわけは2つ。
 
一つは、触った時のあたりを柔らかい感触にしつつ、ページをめくりやすくするため。
そしてもう一つは、こうした製造工程を見せることでモノづくりの技術を少しでも感じて欲しいから。
 
見た目にも素朴であたたかみのある質感。思わず手に取りたくなる装丁です。
 
 
時代とともに変化する銀座。その中の変わらない贅沢を感じられる新しいガイドブック。
ぜひ店頭で、その手触りや本の表情と共に銀座の街を味わってみてください。
 
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