【広島パルコ】深澤直人さんが考える“ふつう”とは。|MUJI BOOKS

ふつう

MUJI BOOKS

2020/08/21

無印良品にはアドバイザリーボードという組織があるのをご存知でしょうか。アドバイザリーボードはクリエイターによって構成されており、無印良品としての考え方を常に検証しています。
 
日本を代表するプロダクトデザイナー、深澤直人さんもその一人。無印良品のアドバイザリーボードとして、数多くの商品開発やプロジェクトに参加。無印良品を支える大きな存在です。
 
その深澤直人さんの新刊がMUJI BOOKSに入荷いたしました。
 
 
『ふつう』
出版社:D&D DEPARTMENT PROJECT   著者:深澤 直人 税込 2,530円
 
ふつう
 
本のタイトルは『ふつう』。「ふつう」という言葉は深澤さんにも頻繁に使われ、また深澤さんが作られる物のテーマとしてもあるもの。
本の中では、生活の中にある様々な物や、自身の体験したことを起点として、様々な「ふつう」が掘り下げられていきます。
 
 
ふつう
 
 本を開くと、そこに綴られるのはイス、車、音楽、高層ビル、人の表情・・・と多岐に渡っています。
 

中には無印良品の製品についても。
 
深澤さんは、ジャスパー・モリソンさんのデザインしたカトラリーシリーズを「みんな幸せの形をしてる」、森正洋さんの白磁の器類も「単純なかたちなのに奥深い味わいがある」と表現しています。
 
白磁
 
無印良品の商品について、多くの人が感じるであろう“シンプル”というイメージ。とても自然であり、さらっと作られたようにも見えるかもしれません。
しかし、実はデザイナーの卓越したスキルと経験なしには出来ない、とても緻密に丁寧に考えられたものなのなのです。
 
 
私自身も、普段何気なく毎日使っている無印良品の商品。それはただの「ふつう」ではなく、ずっと一緒にいたいと思える「ふつうを極めたもの」。深澤さんの言葉を読み、改めて噛み締めました。
 
 
今はコロナウイルス感染拡大の渦中。「異常な時でないとふつうのよさはよくわからない」という深澤さんの言葉が胸に刺さります。
 
今こそこの本を手に、改めて身の回りの「ふつう」について考えてみませんか。
 
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