4月になり日差しはあたたかく、草花がほころぶ季節になりました。
MUJI BOOKSの新しい特集は『ことばの春』。季節のことばを味わい、瑞々しい詩に耳をすまし、道端の野花の名前を呼んでみる。そんな、春に楽しむことばの本を集めました。
今回はその中からのご紹介です。
『たんぽぽの秘密』
出版社:雷鳥社 著者:森乃 おと 税込 1,760円
思わず手に取りたくなる素敵な装丁!春の花といえばたんぽぽですよね。とても身近な野花ですが、読んでみると知らなかったことばかり。たんぽぽ料理のレシピも載っており、お家で試してみたくなりました。ちなみに著者の森乃おとさんは広島県福山市出身です。
『えーえんとくちから』
出版社:筑摩書房 著者:笹井 宏之 税込 748円
2009年、惜しまれながら26年の生涯を閉じた歌人・笹井 宏之さんの、ベスト歌集に未発表原稿を加えた文庫版。笹井さんの短歌はとてもやさしく繊細で、美しい。心が透明になっていくような不思議な感覚もありながら、時にハッとさせられる。そのことばの世界に浸ってみませんか?
『深呼吸の必要』
出版社:角川春樹事務所 著者:長田 弘 税込 682円
長田 弘さんの代表作とも言える散文詩集。ゆっくり、やさしく綴られることばの数々が心に染みます。ため息ではなく深呼吸をしたい、今こそ多くの人に読んでいただきたいです。大切な人へプレゼントしても素敵。
『特選 小さな詩歌集』
出版社:リベラル社 編集:世界の名詩鑑賞会 税込 1,320円
正岡 子規、俵 万智、茨木 のり子、吉野 弘など日本を代表する歌人・詩人による詩歌136編を収録した文庫サイズの可愛い詩歌集。かつて教科書で読んだ作品も発見しましたが今読むと新鮮で、ページをめくるのも楽しい。詩や歌をあまり読んだことのない方にもおすすめです。
『幸せについて』
出版社:ナナロク社 著者:谷川 俊太郎 税込 1,100円
詩人・谷川 俊太郎さんが幸せについて考えた本。谷川さんのことばは魔法みたいで、ちょっと疲れていたり元気が出なかったり、そんな時でも心にスッと染み渡ってくれます。幸せって特別なことじゃないんだと気づかせてくれる一冊。
本は私たちの暮らしを助けてくれる存在です。心が沈んだ時、疲れた時、またお家で過ごす時間が多い今、本を手に取ってみませんか?
『ことばの春』は7階Open MUJIにて展開中。心を軽くしてくれることばを、ぜひ感じてみてください。
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