みなさんこんにちは。無印良品 広島パルコです。
今年もこの季節がやってきました。
先日は編綯 amunauの陣内 綾さんをお迎えして、お正月飾りのワークショップを開催しました。
陣内さんは、大学生のときに出会った藁細工に魅了され、現在は東広島市豊栄町の地域おこし協力隊としても活動しています。 同町を拠点に、編んで、綯って、今までもこれからも続く伝統的な手仕事を届けています。
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今年つくるのは、広島・安芸地方に伝わるお正月飾り「宝珠飾り」。
日本全国いろんな形のお飾りがありますが、宝珠飾りは広島だけでしか見られないのだそう。ずっと広島にいると、この輪っかが重なるお飾りがベーシックなものだと思っている方も多いかもしれないですね。
綯う作業はなかなか体験することがないので、コツを掴むのが大変そうでしたが、陣内さんに分かりやすく教えていただきました。
「わらじや農業用の道具、日常使いするものは右綯い(みぎない)。神事で使うもの、神社のしめ縄やお正月飾りは左綯い(ひだりない)なんですよ」と陣内さん。
ちなみに、藁細工に使用するのは、もち米の藁なんだそうです。お餅と一緒で、もち米の藁は粘りがらあって柔らかく、長さもあり加工しやすいんだとか。おもしろいですよね。
みなさんとても立派なお正月飾りが完成しました。
稲藁も、ウラジロやユズリハなどの素材も豊栄町で採れたもの。全て自然のものだけでできているお正月飾りです。役目を終えた後も、気持ちよくとんどで燃やしてあげられますね。
陣内さんのお話は、改めてとても勉強になることばかりで、みなさん興味深くお話を聞きながら楽しくつくっていただきました。
これからみなさんのお家に飾られるお正月飾り。神様をお迎えし、みなさんに良い年が迎えられますように。
編綯さんは、1月18日(土)に鍋敷きづくりのワークショップも開催を予定しています。
こちらもどうぞお楽しみに。
無印良品 広島パルコでは、地域のみなさんと交流するイベントを開催しています。
来年も、広島の魅力を体感しにぜひお越しくださいね。
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