みなさんこんにちは。無印良品 広島パルコです。
今年もお正月飾りをつくる季節がやってきました。
広島では輪っかが3つ重なった「宝珠飾り」がよく見られますが、岡山では「めがね」、九州ではおめでたい鶴をかたどったお飾りなど、地域によっていろんな形があります。
先日開催したお正月飾りのワークショップ、講師は編綯 amunau 陣内 綾さん。
大学生のときに出会った藁細工に魅了され、現在は東広島市豊栄町の地域おこし協力隊としても活動しています。
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今回教えていただいたのは、日本各地で散見される酉(とり)のお飾り。
この酉は鶏を模しています。鶏は日の出をいちばんに教えてくれるので幸せを呼ぶ意味もあり、おめでたい動物なんだそうですよ。
使うのは東広島市豊栄町でとれたもち米の藁と麻紐のみ。
水で濡らして木槌で打つことで、柔らかく加工しやすくしてあります。
陣内さんに教わりながら、みんなで綯っていきます。
足で藁を押さえ、力を入れてギュッギュッと綯うのはなかなか大変な作業。
タッセル型の脚をつくり、頭と尻尾を藁で括って、形をきれいに整えます。
2時間かけて、藁まみれになりながらみなさん頑張っていただき、たくさんの素晴らしい酉のお正月飾りが完成しました。
かわいらしい雰囲気だったり、シュッとしていたり、みんな個性豊かですね。
「お正月飾りに使われるユズリハや、赤い水引などでデコレーションしてあげてもかわいいですよ」と陣内さん。
つくるだけではなく、ひとつひとつ古くから伝わる意味などもお話いただきました。お正月飾りは私たちにとってとても身近なものなのに、意外と知らないことばかり。みなさんとても興味深くお話を聞いておられました。
自分で綯ったお正月飾りで新しい年を迎えるなんて、いつもとはまた気分も違っていいですよね。この酉のお飾りはお正月だけでなく、一年中飾ってもとてもすてきです。
ご参加いただいたみなさん、講師の編綯 amunau 陣内 綾さん、ありがとうございました。
世界にひとつだけの酉のお飾りで、みなさんが素晴らしい年を迎えられますように。
無印良品 広島パルコでは、地域のみなさんと交流するイベントを開催しています。今後も、楽しいイベントが続々決まっています。広島の魅力を体感しに、ぜひお越しくださいね。
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