【広島パルコ】稲作も終盤、脱穀へ。|地域情報

脱穀

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2021/11/25

山県郡安芸太田町にある「井仁の棚田」。
広島県で唯一農林水産省の棚田百選に選定された、まさに日本の原風景と言えるとても美しい棚田です。
井仁
 
長い年月をかけて守られてきた棚田ですが、高齢化で人口が減り、棚田の維持管理も困難になっている現状。
美しい棚田の景観を保つには、人手が必要です。
 
都会に住む人にもこの井仁の棚田を訪れ、魅力を知って欲しい。
私たちが実際に井仁の棚田での米づくりを体験し、お客さまに訪れていただくことで、そのきっかけを作りたい。その思いで、無印良品ではこの井仁の棚田の一部をお借りして、2019年の春から米づくりの体験を始めました。
 
 
先日稲刈りをしてから約2週間ほど経ち、無印良品のスタッフで棚田に行ってきました。
井仁2
稲刈りの様子はこちら
 
みんなで稲架(はさ)掛けした稲、チェックしていただくとよく乾燥しているとのこと。良かったです。
稲
 
 
さて、今回の作業は「脱穀」です。
 
脱穀に使うのはコンバイン。稲の束を送り込むと、籾が稲の穂先からきれいに分離されます。
子どもたちも手伝ってくれました。上手ですね。
コンバイン
 
米

 
藁の部分はコンバインによって細かくされます。これは稲刈り後の田んぼにまんべんなく撒きます。
藁
 
藁2
田んぼがふかふかの藁のじゅうたんみたいですね。
 
お米が収穫された後の田んぼの土は、栄養分がお米に吸い取られて痩せた土になっています。藁を撒くことでまた栄養となるんです。無駄なくうまく循環してますよね。
 
 
そして、たくさんのお米が収穫できました。
米
今年も秋からの作業しか携われなかったのですが、こうして収穫されたお米をみるととても感慨深いです。この後、籾すりをして玄米に、さらに精米すると白いお米ができます。

 
今回の脱穀、体力は使いましたが子どもたちにも手伝ってもらい、とても楽しく作業ができました。今年は雨が多く日照不足もあり、棚田のみなさんもなかなか難しかったとのことでしたが、「無印良品の米は出来がいいよ」と仰っていただき、私たちもほっとしました。
 
今年の新米も、皆さまにぜひ味わっていただきたい。ということで、おいしいお米を食べていただける企画を只今絶賛準備中です。どうぞお楽しみに。
 
無印良品 広島パルコ

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