【本川越ぺぺ】街の社会科見学 増村隆則さん

ローカルヒーロー

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2022/01/08

こんにちは。本川越ぺぺです。
川越の街でご活躍されている方々を無印良品本川越ぺぺのおたよりを通じて、ご紹介させていただきます。
第1回目は川越市問屋町にて食品原材料の卸売を営んでいらっしゃる叶商事株式会社の増村隆則さんへお話をお伺いしました。

増村隆則さん
 
ローカルヒーローバストショット
 
川越市出身。
大学ご卒業後、京都の和菓子屋さんで和菓子作りを学び、その後現在の叶商事株式会社へ入社。
公益社団法人川越青年会議所のメンバーでもあり、先日川越水上公園にて開催されたスカイランタンナイトでは特別委員長として中心となり、ご活躍されていました。
 
スカイランタン空
 
スカイランタンイベント


増村さんが勤務されている叶商事株式会社は、伊佐沼公園からほど近い場所にあり、この伊佐沼公園内にある冒険の森は昭和51年に青年会議所など5団体の協力で誕生したスポットとのこと。
冒険の森は、現代っ子に失われがちな冒険心を養おうという思いで、綱渡りや丸太乗りなど様々な体験が出来る場所となっています。
 
伊佐沼公園
 
―川越青年会議所―
「明るい豊かなまちづくり」という社会貢献を共通の目的とした、川越在住・在勤の20歳から40歳のメンバーで活動されている組織です。
市民や行政の共感を得ながら、川越の地域の特性を活かした町づくり運動を展開しています。

―叶商事株式会社―
 
叶商事

1845年(弘化2年)に川越にて、水あめの製造生産から始まった会社でしたが、その後製造から販売に転換し、現在のような和菓子関係の原料を中心に洋菓子、パン、外食などの材料も幅広く取り扱う総合卸売業となる。
増村さんのお話によると、江戸の街、商人がいるこの川越の街で和菓子を販売しているお店の原料を売って商売をしていて、昔はリアカーでの販売や、三輪バイクで山を越えたりしながら販売をしていたとのこと。
川越の名物となっている芋ソフトは実は、叶商事が平成8年に販売を開始し、川越では芋ソフトの発祥です。
 
芋ソフト

叶商事が川越営業所として代理店となっているチモトコーヒーが飲める場所として菓子屋横丁ちかくにて『元町珈琲店ちもと』を開業されており、芋ソフトはそちらでご賞味頂けます。
 
ちもと

和菓子を学んでいた増村さんご本人により、朝のうちに手作りで作った出来立ての和菓子を食べて、和菓子の本当のおいしさを感じて欲しいという思いで、新たに「朝練り本わらび餅」の製造販売も開始しました。
 
本わらび餅

―これからどんなことをしたいですか?―
「御用聞きとしての立場が求められている時代になってきている。
材料も卸すだけではなく、お客様のニーズ・言葉をちゃんと聞いて、ネットではない。直接要望を聞きながら、解決していく架け橋になっていたい。
和菓子屋さんも高齢化になりつつあり、後継ぎもいなく廃業される方もいる。
製菓学校や不動産屋さんが窓口になって、和菓子屋さんの居ぬき物件を紹介し、若い人たちとのマッチングが出来れば、若い人で独立したいと思っているが資金で困難だという人も機材などが一通り揃っている状態であれば、開業も出来るのではないか?というサポートが出来ればという思いを持っている。
川越に観光で来て頂いた方が、和菓子屋さんも朝手作りしているお店があることを知ってもらい、地元帰ったら、地元の和菓子屋さんにも興味を持って足を運んでもらって、縮小しつつある和菓子業界を盛り上げていきたい。そして和菓子の新たな道を開いていきたい。」

―取材担当より―
今回、増村さんに取材をさせて頂き、和菓子に対する熱い想い、地元川越の街に調和しながら、川越の街に還元したいという川越愛を感じることが出来ました。
川越へお越しの際は、小江戸の街並みを探索し、是非和の街並みで和菓子を堪能してみてください。

無印良品本川越ぺぺ