今回ご紹介するのは
東日本大震災の被災地でもある
宮城県亘理町で地域の女性たちが立ち上げたブランド
「WATALIS(ワタリス)」です。
ブランドの名前は
「WATARI(亘理)」と
”お守り”という意味がある
「TALISMAN」を組み合わせた造語です。
長い年月をかけて培われてきた
”感謝の心”と”手仕事の技”、”再生文化”という
地域の宝を形にし
お守りのように大切に
人から人に手渡していきたいという
思いが込められているそうです。
代表の引地さん。
元々は町の郷土資料館で地元の歴史を伝える学芸員のお仕事をしていました。
お仕事の傍ら、地元のおばあちゃん達と交流する中で
ある教えを頂いたそうです。
「小豆3粒包める布は捨てるな」
例え破れてしまった着物でも
継ぎ接ぎをして永く着たり
小さくなった生地も捨てずに何かに再生していく姿に
”モノを大切にする”ことの尊さを
改めて感じました。
そして、いつも笑顔でパワフルなおばあちゃんが作る
着物を仕立てた残り布で作った巾着袋に出会いました。
巾着の紐も片引きではなく、両手で引く仕様。
米粒が縫い目に入り込まないよう、裏地も必ずつけます。
何かの御礼やお返しをする時に
その巾着袋にお米などを入れて
ありがとうの気持ちとして
手渡していたんだそうです。
何か感謝を伝えるときの為に心のこもった巾着をたくさん準備しておく。
モノを大切にしながら、相手を思いやる素敵な生き方に触れ
引地さんは気づきました。
ありがとうを探して
そしてありがとうをもらって
だから、いつもあのおばちゃんは笑顔でいられるのだと。
WATALISの商品は日本固有の民族衣装である
「本物の着物」を素材にしています。
また、たんすに眠るもう着なくなった着物地を
リサイクルし価値を高めて再び世に出す
「アップサイクル」に取り組んでいます。
これまでに約8tの着物を回収し
何千枚もの中から選りすぐった着物を
一つひとつ手作りで商品にしています。
「日本の美しさとの出逢いを創り、幸せを世界につなぐ。」
衣類として役割は終えていても
世代を超えて親から子へ受け継がれてきた着物は
変わらず「日本の美しさ」の象徴であり
時を超えてたくさんの「愛情」や「感謝」を
伝えてくれるものです。
WATALISの
着物生地で仕立てた巾着袋「FUGURO」は
全て裏地付きの両紐タイプ。
使う相手の事を考える、おばあちゃんの教えをそのまま生かした仕様です。
他にも、雑貨やさまざまなコラボレーション商品などを
製作しています。
是非、WATALISのHPも
覗いてみてくださいね。
WATALIS
無印良品 仙台ロフト