【グランフロント大阪】《モシャス》シリーズ 札本彩子|OSAKA ARTSCAPES 2025

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イベント・地域情報/イベント

2025/06/12

こんにちは。

みなさんは、日々の暮らしの中で、ふと心を動かされる瞬間に出会うことはありますか。

現在、無印良品 グランフロント大阪を拠点に「食」をテーマとしたアートイベント、『OSAKA ARTSCAPES 2025』を開催しています。
このお便りでは『OSAKA ARTSCAPES 2025』に参加しているアーティスト一人一人にフォーカスしながら、展示作品とともにご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、《モシャス》シリーズを展示している、札本彩子さんです。

ものそっくりの姿に変身するゲームの呪文に由来する《モシャス》シリーズ。
身の回りのものや道端に落ちている石やレンガが、ふとした拍子に食べ物に見える瞬間があります。その一瞬を捉え、形状を模した食品造形を制作し対の作品として表現しています。
独自の食品造形技術を活かし、多様な素材を用いて彫刻的な手法で表現しています。
 
ビジュ
■《モシャス》シリーズ

【Q&A】
ご自身にとって「食」はどのような存在ですか?
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「食」は単なる栄養摂取ではなく、ものとことが交わる場であると考えています。
食べ物には誰かの手の痕跡があり、文化が息づき、時には物語そのもののように感じられます。私の作品も、そんな食の多面性を表現することを目指しており、食品造形を通じて、食べ物のリアリティやそこに宿る物語を感じていただければ幸いです。

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札本彩子
1991年生まれ。京都在住の現代美術家。食品工場やフードデリバリーで働いた経験をもとに、現代の食を考察している。これまで、食卓にのぼらないまま廃棄される食品の状況を目の当たりにし、消えゆく食品のレプリカを制作しながら、食の記憶の再現を行い、同時に自身を取り巻く食の状況の整理をしている。
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是非一度店頭でご覧ください。
みなさんのご来店をお待ちしています。
 
ビジュ

【Life in Art OSAKA ARTSCAPES 2025 〜日常芸術のそうぞう〜】

日常芸術をテーマにアート(=文化)を広げるプロジェクト「Life in Art」。
2024年秋に開催された『TOKYO ARTSCAPES』に続き、今回は無印良品 グランフロント大阪を拠点に「食」をテーマとしたアートイベント、『OSAKA ARTSCAPES 2025』を開催します。

今回は、作品の展示をはじめ、トークイベントにマルシェ、大阪の街を巡り文化を探るリサーチなど、食からアートを考え、またアートから暮らしを考える多様なコンテンツを展開します。「食」は、現代の豊かさの指標のひとつとされ、ダイニングテーブルを囲むにぎやかな風景を想像してみると、身近なところにもアートはたくさん潜んでいます。日常の中における芸術の価値を再考し、良品計画の志す「感じ良い暮らしと社会」を、より実体的・身近なものとさせることを目的とします。
 
会期:2025年5月30日(金)-6月29日(日)
会場:無印良品グランフロント大阪、他

■Life in Art公式ウェブサイト:
https://www.idee-lifeinart.com/exhibition/oas2025/index.html

みなさんのご来店をお待ちしています。

グランフロント大阪公式Instagramでも日々最新の情報をお伝えしています。
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